アンテベート軟膏は、鳥居薬品株式会社が製造する、軟膏医薬品です。
皮膚炎やアトピーなど、皮膚の様々なトラブルに期待できるとして重宝されていますが、ニキビに効くとの評判があるのはご存じですか?
今回はアンテベート軟膏はニキビに効果はあるのか、副作用はないのかなどについて紹介します。
アンテベート軟膏はどんな薬?
アンテベート軟膏は、透明で匂いも無く、ベタつきも少ないため、日常生活で使いやすい点が大きな特徴です。
その効果はベタメタゾンと呼ばれる、ステロイド剤が配合されていることにあります。
ベタメタゾンは皮膚に浸透することで、皮膚の代謝を促し、免疫力をアップ。
そのことが肌荒れやニキビにも、高い効果を発揮すると言われているのです。
また抗炎症作用と収れん作用の2つの効果が、肌の乾燥やかさつきにも効果を発揮します。
特に赤ニキビや、赤みのあるニキビ跡など、炎症を起こしている状態のニキビには効果抜群。
抗炎症作用によって、素早く症状を鎮めていく効果が期待出来るでしょう。
皮脂の過剰分泌を抑える効果もあるので、白ニキビや黒ニキビにも効果的です。
そして思春期に発生しやすい、思春期ニキビの予防にも期待できるでしょう。
速効性の高い軟膏
アンテベート軟膏は、高い即効性があることも特徴です。
個人差はありますが、赤ニキビの場合は3~5日ほど、ニキビ跡の赤みの場合は2週間前後で、改善に期待できるでしょう。
またニキビ部分以外に使用することで、過剰な皮脂分泌も抑えられるため、ニキビ予防にも効果的と言われています。
ただし効果が強いということは、非常に強い薬であるともいえます。
そのため、処方されたときの使用方法を守り、自己判断によって肌の色んな部分に使用しないようにしてください。
使用方法を守らないと、強い副作用が表れる可能性もあるので注意が必要です。
ステロイドによるデメリット
アンテベート軟膏は即効性の高さがメリットと言われていますが、その反面で、強い副作用を起こすリスクもあります。
それは発疹やかゆみ、かぶれなどの他、長期的に利用すると、皮膚収縮と呼ばれる症状です。
皮膚収縮とは、皮膚が白くなったり、薄くなったり、シワが出来る症状のこと。
皮膚収縮は起きてしまうと、なかなか治りません。
この事態を防ぐために、アンテベート軟膏を一ヶ月以上使用することは禁止されていますので、必ず守りましょう。
まとめ
アンテベート軟膏は強い効き目で、即効性のある薬ですが、あくまでニキビの応急処置のためであり、ニキビケアとして取り入れることは難しいです。
また誰もがこのような高い効果があるわけではなく、個人差もあるので、確実にニキビに効くかといわれると難しいでしょう。
やはりニキビケアは健康的な生活と、スキンケアによるニキビケアでの日々のお手入れが最も効果的です。
中でもニキビケア専用のスキンケアを使うことで、ニキビへの効果はグッと高いものになります。
ニキビに効果的と評判の良い、おすすめのランキングを紹介しますので、ピッタリのものを見つけて、キレイな素肌を手に入れましょう。