牛がプリントされたパッケージでお馴染みの牛乳石鹸。
ドラッグストアなどの身近なお店で買える牛乳石鹸が、ニキビにも効くと口コミされていることはご存じでしょうか。
今回は牛乳石鹸とニキビの関係について、紹介します。
牛乳石鹸とは?
牛乳石鹸は牛乳石鹸共進社(株)が、1928年から発売しているロングセラー商品です。
「赤箱」と「青箱」の2種類があり、希望小売価格(税抜)は赤箱が108gで100円、青箱が85gで80円です。
赤箱、青箱とも乳脂(ミルク成分)を豊富に使用、赤箱にはスクワランも含まれています。
安くて手に入りやすく、低刺激で使い心地が優しいこと石鹸で、多くの人が一度は使ったことのあるのではないでしょうか。
牛乳石鹸がニキビに効果的な理由
牛乳石鹸に含まれている乳脂には高い保湿効果があり、その保湿効果が古くなった角質による毛穴詰まりを防げるといわれています。
ニキビの主な原因は乾燥と毛穴の詰まり。
乳脂を豊富に含む牛乳石鹸はその両方を防ぎ、ニキビを予防できるのでしょう。
また赤箱に含まれるスクワランには、保湿効果に加えて殺菌作用もあるそうです。
そのためニキビの原因にもなる、アクネ菌やマラセチア菌の増殖や活性化防止に期待できます。
牛乳石鹸でニキビを予防できる?
乳脂に加え、保湿や殺菌効果のあるスクワランも含む赤箱タイプは、ニキビの予防、特に乾燥によるニキビに良いでしょう。
サッパリした洗い心地が好み、また脂性肌の人は青箱のほうが合っているかもしれません。
牛乳石鹸の使い方
体にできるニキビの予防が一番効果的ですが、洗顔に使う場合は泡立てネットなどでしっかり泡立てて、優しく洗って肌への摩擦を少なくしましょう。
保湿効果のある牛乳石鹸でも、こすり過ぎで角質層を傷付けると、保水成分が流出して肌の乾燥を招き、ニキビができやすくなる恐れがあります。
またすすぎ残しがあると毛穴が詰まり、ニキビの元になることがあるので、洗った後はしっかりとすすぎましょう。
赤ニキビには不向き
乳脂やスクワランには炎症を抑える効果はないので、赤ニキビ(炎症ニキビ)への効果に期待はできません。
赤ニキビには、ニキビ専用のスキンケアを使った洗顔やお手入れがオススメです。
ニキビ専用のスキンケアでは抗炎症作用を含んでいるものがほとんどのため、赤ニキビの鎮静に有効でしょう。
まとめ
牛乳石鹸は一部のニキビ改善や予防に役立つこともありますが、ニキビ専用のスキンケアではないため、過大な期待はしないほうがよいでしょう。
そのためニキビを一刻も早く改善させたい!キレイに治したい!と考えている人は、牛乳石鹸ではなく、ニキビ専用のスキンケアを使うべきです。
ニキビの悩みは専用のケア用品で、効率よく治していきましょう。