ニキビに効果があると、若者を中心に使用者が多いクレアラシル、主に思春期ニキビに悩む人が多く使用している事でも有名ですが、実は全てのニキビに効果があるわけではありません。
ニキビの種類によってはあまり効果がない、または逆効果になってしまう場合があります。
特に注意すべきは大人ニキビであり、大人ニキビでは全く効果がないケースもあるのです。
クレアラシルを使ってニキビケアをする際の注意点と、クレアラシルを使っても改善することができないニキビには、どういったスキンケアがいいのかをご紹介します。
目次
クレアラシルの特徴と使用する際の注意点
クレアラシルをニキビケアに使用する際に、注意しなければならないことは、クレアラシルがニキビに対してどのような効果を発揮するかという点です。
確かにある程度ニキビに効果はありますが、全てのニキビに対して有効ではないため、クレアラシルが果たせる役割をきちんと理解して使用する必要があります。
クレアラシルが主に果たすニキビへの効果
クレアラシルの特徴や、ニキビへの効果があるケースについてご紹介します。
当てはまらないニキビの症状は、クレアラシルでは対処できない可能性が高いので、よく確認してみてくださいね。
またニキビの症状については「ニキビの種類」でたくさん解説しております。
ニキビの原因となる皮脂を吸着
ニキビの原因はたくさんありますが、その中でも多い原因とされことは、皮脂の過剰分泌による毛穴の詰まりや炎症です。
クレアラシルはこのニキビの原因の一つである皮脂を強力に吸着、吸収して、ニキビの原因を排除します。
つまりニキビの初期段階の状態であれば、皮脂の分泌を抑えることに優れているので、ニキビを沈静化するのに有効的といえるでしょう。
アクネ菌を殺菌
さらにクレアラシルには、ニキビの原因菌であるアクネ菌を殺菌する成分が入っています。
アクネ菌の温床となる皮脂の吸着、アクネ菌の殺菌をすることで、ニキビを改善していくというのが、クレアラシルのニキビケア効果です。
思春期ニキビ以外だと逆効果、悪化の可能性も
ここまでのように過剰分泌された皮脂を取り除き、アクネ菌を強力に殺菌する効果があるのがクレアラシルですので、全てのニキビに対して有効というわけではありません。
乾燥や肌ストレスによるニキビ、肌のターンオーバーの乱れや、角質硬化によるニキビにおいては効果的どころか、逆にニキビの原因をさらに作りだす要因になってしまう場合もあります。
クレアラシルは、思春期ニキビにおいては効果があるかもしれませんが、大人ニキビにはオススメできない理由を紹介します。
乾燥が原因のニキビは皮脂を取り除いてはいけない
乾燥してニキビができてしまう大人ニキビには、クレアラシルで皮脂をごっそりと取り除いてしまうと、肌がさらに乾燥した状態になり、皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまいます。
皮脂コントロールが必須である大人ニキビでは、クレアラシルを使用しないようにしましょう。
肌ストレス、ターンオーバーの正常化を妨害してしまう
ニキビの原因が肌ストレスや、ターンオーバーの乱れであることが多い大人ニキビにクレアラシルを使用すると、殺菌効果が非常に高いため、肌にさらなる刺激やダメージを及ぼすことになります。
そういった刺激が加わることで、衰えているターンオーバー力、再生力や修復力といった新陳代謝の能力が、さらに低下してしまいます。
クレアラシルを使用することによって、大人ニキビを逆に治りにくくしてしまう結果を招くのです。
ニキビを治すなら保湿、しっかり潤すニキビケアを
ここまで紹介したように、クレアラシルは非常に刺激が多いために肌ストレスが重なり、さらなるニキビを招いてしまう可能性が高いといえます。
ニキビケアをするのであれば、ニキビができにくい健康な肌を作るためのスキンケアをしていかなければなりません。
皮脂を取り除くのではなく皮脂量をコントロールする
皮脂は肌のバリア機能において、非常に重要な役割を果たします。
その皮脂を取り除くのではなく、量をコントロールできるような肌作りが大切なのです。
そのためには肌をしっかりと潤し、皮脂を過剰分泌しなくてもいいような肌環境を整えることが重要です。
ニキビをキレイに、そして早期に治すためには、保湿に重点をおいたニキビケア用スキンケアコスメを選びましょう。
肌が柔軟になり、毛穴も詰まりにくくなる
保湿を心がけた肌の状態を目指していくと、肌も柔軟性を取り戻し、古い角質や老廃物、また必要のない皮脂なども自然に剥がれ落ちやすくなってきます。
肌の弾力性もアップすることで毛穴が引き締まり、詰まりにくくなるため、ニキビなどの肌トラブルを大幅に減少させることができるようになります。
肌の常在菌まで殺してはいけない
肌には、肌に必要な常在菌が存在しています。
クレアラシルのような非常に強力な殺菌力のある成分で、アクネ菌と一緒に肌に必要な常在菌を殺してしまっては、健やかな肌を作る環境を妨害してしまいます。
肌には肌に必要な働きをするための常在菌がいて、その常在菌にも優しい、肌ストレスのない無添加スキンケアをするということを心がけていきましょう。
まとめ
クレアラシルを使用する際には、今あるニキビが思春期ニキビであると断定できなければ、非常に危険といえるでしょう。
肌に刺激が強いスキンケアをするよりも、肌に優しく刺激のない無添加のスキンケア、そして高い保湿効果で肌に必要な潤いを補うことができる、ニキビケア専用のスキンケア用品を選ぶことは非常に重要です。
保湿、肌への優しさを徹底したスキンケアを続ける事で、今までなかなか治らなかったニキビもキレイに治すことができ、さらにはニキビ跡にも悩まされないようになるでしょう。
またニキビケア専用のスキンケアで、高い効果と多くの人に支持されているスキンケアランキングをご紹介しますので、是非チェックしてみてくださいね。