市販薬のテラ・コートリル軟膏でニキビは治る？副作用や効果を紹介

テラ・コートリル軟膏は、ジョンソン・エンド・ジョンソンが販売している塗り薬です。

ドラッグストアなどで購入できるため、手軽に手に入る市販薬となります。

化膿を伴う湿疹や皮膚炎に効果的とのことですが、ニキビ治療としての効果はあるのでしょうか。

テラ・コートリル軟膏はどんな薬？

抗炎症作用を持つヒドロコルチゾンと、抗菌作用を持つオキシテトラサイクリン塩酸塩という成分が含まれています。

これらの成分が化膿を伴う湿疹や皮膚炎に効果的ということから、赤ニキビのケアに向いていると言えるでしょう。

ヒドロコルチゾンはステロイドの1つで、炎症を取る強い作用があります。

ステロイドと聞くと、副作用が強そうなイメージかもしれませんが、ステロイドの中では作用が弱いものとなっています。

オキシテトラサイクリン塩酸塩は、医師の処方がないと入手できないニキビ治療薬とも同じ成分が含まれています。

これらの成分が、ニキビの原因菌であるアクネ菌などの働きを抑える作用があります。

ヒドロコルチゾンもオキシテトラサイクリン塩酸塩も、他の市販薬ではあまり配合されていない成分です。

元々は処方薬のみに配合されていた成分でもあり、医師の処方がなくても入手できるのが大きな利点でしょう。

そのため「皮膚科に行く時間がない」「市販薬でも短期間で効果のあるのもがいい」という人にはオススメです。

1日1～2回、洗顔とスキンケアの後に、清潔な手や綿棒やガーゼで患部に塗ります。

薬が患部以外の場所に広がることを防ぐために、薬を塗った後に化粧水などのスキンケアは行わないでください。

テラ・コートリル軟膏は炎症を抑えるための薬なので、赤ニキビには優れた効果を発揮するでしょう。

しかし炎症を起こす前の白ニキビや、ニキビ跡の色素沈着への治療には適していません。

市販薬とはいえ長く使い続けていると、皮膚がテカテカ光る、シワができるといったステロイド特有の症状が現れることがあります。

それだけでなく、発疹や発赤、痒みといった症状が出る場合も。

その他にも強い抗炎症・抗菌作用を持つ分、常用していると細菌に対する抵抗力が弱まってしまう恐れもあります。

またステロイドや抗生物質に、アレルギー反応や副作用を起こしたことのある人は、この薬を使ってはいけません。

5～6日ほど使用しても、赤ニキビが良くならない場合は使用をやめ、医師に相談することも考えてくださいね。

テラ・コートリル軟膏は、市販薬の中では効果が高いといえるでしょう。

しかし病院で処方される薬と比較すると、効き目は弱い部類になってしまいます。

また初期のニキビの治療やニキビ予防には向いていないため、ニキビケアとしては不十分ともいえます。

徹底したニキビケアを考えているなら、ニキビ専用のスキンケアでお手入れすることが重要です。

ニキビ専用のスキンケアでは、ニキビ改善や予防をしながら肌の健康を保ってくれるので、素肌を美しくするには最適な方法なのです。

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