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敏感肌は、角質層が荒れてしまっている状態で、肌が本来持っているバリア機能を失っている状態の肌です。

そんな敏感肌は、バリア機能が働いていないため、ニキビをはじめとする肌トラブルや炎症が起こりやすくなっているうえ、角質層があれているため、一旦ニキビができてしまったり、ニキビの炎症が酷くなってしまうと、長い間治りにくいという厄介な肌の状態です。

この状態の肌のニキビやさまざまな炎症を改善するためには、徹底した保湿による角質ケア、新しい細胞をどんどん作りだすターンオーバーを速やかに正常化させることが重要です。

そんな敏感肌のニキビ対策をどのようにしたらよいのか、敏感肌でもできるニキビ対策を一つ一つ見ていきましょう。

敏感肌が陥るニキビケアとは

「敏感肌というだけで、スキンケアが厳選されてしまう…」そんな先入観を持っている人は多いのではないでしょうか。

確かに、敏感肌は、様々な成分に皮膚が反応して、湿疹や赤み、腫れなどを引き起こす場合があり、化粧品選びが最も大変な肌質といえるでしょう。

ですが、そうした化粧品選びに関しては、少し前と比べると、セレクトできる商品も広がり、ニキビケアも、普通肌の人と同等にできるようになっているのです。

敏感肌ニキビの強い味方!お試し商品や保証で安心

最近は、花粉、P.M2.5、排気ガスなどによる外部刺激などが原因で敏感肌と呼ばれる人は増加中です。

そんな背景を踏まえ、各化粧品メーカーでは、敏感肌用のスキンケアの研究開発などが盛んです。

以下のような内容を取り入れているスキンケアに注目してみましょう。

パッチテストをしてからスタート

スキンケアカウンターでは、製品購入前にパッチテストなどをしてもらえる事があります。

ですが、敏感肌用のスキンケアは通販での販売も少なくないため、セルフで簡単なパッチテストにチャレンジしてみるのも良いでしょう。

試したい化粧品を1センチ四方にカットしたコットンに含ませて首筋や、腕の内側の柔らかい部位に数分のせて、赤みやかゆみが出ないかを確認しましょう。

トライアルセットがあれば安心

トライアルセットなどのお試し品からのスタートも安心です。

1〜2日しか使えない試供品などと比較すると、少しのコストはかかりますが、数週間使用できるトライアルセットの方が、肌の変化が実感しやすいのです。

敏感肌と分かっていて、はじめから現物を使うのはためらいがあるという人にはオススメです。

また、トライアルなら、洗顔から、化粧水、美容液と様々なアイテムがラインセットされているため、他メーカーの化粧品と比較しやすいと思います。また、1,000円前後で購入できるため、気軽にスタートできるでしょう。

保証制度も有効利用!

保証制度を取り入れているスキンケアも多く、敏感肌のユーザーにとって、求めやすくなっています。

「化粧品を使って何らかの症状が出たら…」、「スキンケアの使い心地に不満がある」などのトラブルに対応してくれる、ありがたい制度です。

敏感肌のクレンジング

敏感肌はほんの少しの刺激にも過敏に反応してしまいます。ニキビがあれば、そのニキビも刺激を受けるだけで簡単に悪化してしまうでしょう。

クレンジングに使用するものは、肌刺激が少なく、優しくクレンジングできるものを選ばなければなりません。それでいて、肌にメイクなどの汚れが残らないようにしなければならないという難しい点もありますから、敏感肌に使用するクレンジングを選ぶというのは、非常に重要で、気を使う局面だといえるでしょう。

  • 摩擦による刺激が大きい、拭き取るタイプのクレンジングシートは避けましょう。
  • オイルフリーである事も、肌に余計な負担をかけないために必要なことです。
  • 肌刺激が少ないクレンジングミルクや泡タイプなどがおススメです。

敏感肌の洗顔料

クレンジングの次には、洗顔料を厳選していきましょう。老廃物や余分な皮脂や、ニキビのある敏感肌にとっては厳禁です。

しかし、敏感肌の人が洗顔する際に注意したいのが、やはり肌に刺激や負担を与えないようにして洗顔をすることです。

肌刺激はニキビの原因に直結してしまいますから、肌にかかる負担をなるべく和らげることができる洗顔を目指しましょう。

  • 泡で包み込むように洗顔でき、肌摩擦を極力抑えられるようなものが良いでしょう。
  • アルコールフリーのものを選び、肌にかかる負担を軽減しましょう。
  • 天然素材を使用していて、無添加の洗顔料を使うと肌に負担をかけません。

敏感肌の化粧水や美容液

敏感肌の人に取って、最も重要なスキンケア、それは肌の保湿です。

肌に十分な潤いを与えておくことで、肌のバリア機能を強化し、外部刺激や肌トラブル、ニキビなどから肌を守る事ができるようになります。

  • 肌の奥にまでうるおい成分が浸透するような、浸透力のある化粧水や美容液を選びましょう。
  • 高保湿成分(コラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸など)の濃度が高く、分子が小さい方が浸透しやすいといえるでしょう。
  • ニキビの原因である乾燥を、長時間避けることができるように、保湿効果が長く続くような成分が入っているのがおススメです。
  • 保湿成分の肌への浸透を妨げる添加物の入っていない、無添加を選ぶようにしましょう。

敏感肌のメイク化粧品

たとえ敏感肌でも、メイクは楽しみたいものです。

昨今では、敏感肌の人でも安心して使う事ができるような化粧品が発売されています。

こういった、敏感肌用の化粧品を使えば、敏感肌で刺激や負担、すぐにニキビや炎症になってしまうような弱い肌でも、十分にメイクを楽しむ事ができるようになっています。

  • ファンデーションをぬる時などには、あまり肌に刺激を与えたり、こすり過ぎたりしないように注意しましょう。
  • 天然ミネラル100%などの低刺激の化粧品を選びましょう。
  • 紫外線や外部刺激などのことを考えると、敏感肌用ファンデーションで肌を守っていた方がメリットが多いということもあります。

こういったスキンケアを徹底し、肌に常に負担をかけないようにする、保湿や潤い不足に気をつけるようにすることで、敏感肌は改善することが期待できます。

ターンオーバーが正常にできるようになり、そのターンオーバーのスピードもアップするようになるでしょう。

そうなる事で、肌本来が持っているバリア機能や自己免疫力、再生力や修復力がつくようになり、少しくらいの刺激や負担、ダメージに負けないような肌になってくれるのです。

敏感肌のニキビを跡化させないために!

敏感肌用のニキビケアで、ニキビが改善されても、その陰に隠れている第二の症状を忘れてはいけません。

それがニキビ跡です。

ニキビ跡は、ニキビをつぶしたり、いじったりする事でシミのように跡となり、ひどい時ではクレーターのような凸凹した跡を残すこともあります。

こうならないためにも、紫外線ケアをしっかりと行うという事でしょう。

日焼け対策は、化粧品やそれ以外でも行う事ができますが、日焼け止めの強い成分には注意する必要があります。

紫外線対策グッズを有効利用!

敏感肌のニキビを跡化させないために紫外線対策は、必須です。

以下のような日焼け止め対策グッズと日焼け止めを上手に使いこなしましょう。

日傘

紫外線対策を意識したUVカット力のある日傘

帽子、サンバイザー

つばが大きめで、頭皮ニキビを引き起こさない通気性の良い素材

UVストール

首日焼けや、ニキビ跡防止のために、春先の紫外線対策に準備

日焼け止めの成分に注意!

「紫外線吸収剤なのか?」「紫外線散乱剤なのか?」で迷われる方も多いのではないでしょうか。

スバリ、敏感肌の人が使用するUVカットは、刺激の弱い後者の紫外線散乱剤を選びましょう。

さらに敏感肌でニキビを作らないようにするための工夫

スキンケアやクレンジング方法、洗顔方法を徹底して敏感肌のニキビを予防、改善するのと同時に、さらに敏感肌のニキビを作らないような工夫をしてみましょう。

  • 手、衣類が顔に触れる回数を少なくし、雑菌や余計な刺激を与えないようにしましょう。
  • 枕カバーや布団など、顔にふれニキビの原因となる汚れや雑菌が繁殖しているようなものをこまめに洗濯しましょう。
  • 髪型や服装を工夫して、顔や顔の周りのニキビに触れないようにする、また触れないようにすることでニキビの悪化を防ぎましょう。

食事のバランス、睡眠を十分にとる

肌のターンオーバーがなされる時間帯、それは夜寝ている間です。

また、この時間は、ターンオーバーだけでなく、肌にとって良いホルモンが分泌される有効な時間帯なのです。

十分な睡眠をとって、寝ている間の肌のターンオーバーを邪魔しないようにすることで、ニキビや肌荒れを防ぎましょう。

静かでリラックス効果が得られるような部屋作りや香り、音楽などを上手に取り入れる事が大切です。

また、食事バランスもしっかりと整え、体の代謝をアップさせましょう。

体全体の新陳代謝が向上すると、ニキビを治そうとする免疫機能や再生力、新しい肌を作ろうとするターンオーバーの機能もそれにつれて上昇してきます。

敏感肌であれば、これらの機能が向上することで、肌質の改善に大きく貢献しますし、ニキビのような肌トラブルも、より早期に解決できるようになるでしょう。

サプリメントの有効活用も!

肌に良いビタミン類や、タンパク質などは、食事で摂取するのが基本となります。ですが、忙しい現代人にとって、バランスの良い食生活を送る事はなかなか難しい事でもあるでしょう。

そんな時は、あくまでも補助的にサプリメントなどを利用すると効果的ですね。

サプリメントといっても、肌の代謝を助けるビタミンB、C群、ニキビ跡改善のためLシステインなどがあります。

他にもホルモンバランスを整えるイソフラボン成分などのサプリメントなどがあります。

3度の食事で足りない時は、十分に活用するべきでしょう!また、こうしたサプリメントは、過剰に摂取し過ぎても、尿と一緒に排出されてしまうため、容量や用法は厳守しましょう。

まとめ

敏感肌であれば、様々な肌の機能が向上することで、肌質の改善に大きく貢献しますし、ニキビのような肌トラブルも、より早期に解決できるようになるでしょう。

また、敏感肌でも安心して使用できるニキビケア化粧品、サプリメントなどの補助や、紫外線対策グッズなどを総合的に活用して、ニキビのできにくい安定した肌状態を目指しましょう。

敏感肌でも満足度の高いニキビケアができます!