インナードライ肌とは、肌表面は過剰な皮脂の分泌でテカテカなのに対し、肌内部ではカラカラに乾いた状態のことを言い、乾燥性脂性肌ともいわれます。
「隠れ乾燥肌」と言うとわかりやすいでしょうか。
このインナードライ肌はニキビができやすい肌質なのですが、正しいケア方法を行わないと改善どころか、ニキビをますます悪化させてしまいかねません。
今回はインナードライがニキビを招く理由や、正しいケア方法などを詳しく紹介していきます。
目次
インナードライ肌がニキビを悪化させる理由
インナードライ肌は肌の内部だけ乾燥していて、表面は脂っぽい肌質。
そのためインナードライ肌の人は、肌表面がテカテカしていることからオイリー肌と勘違いし、皮脂の除去に重きをおいたお手入れをした結果、ニキビを悪化させてしまいがちです。
オイリー肌は皮脂の分泌も多く、肌内部の水分も保たれた状態なのに対し、インナードライ肌は皮脂の分泌が多いのに、肌の内部は乾燥しているという違いがあります。
そのため皮脂の除去をするケア方法は乾燥を進行させ、インナードライによるニキビの悪循環から抜け出せなくなってしまいます。
インナードライ肌は肌の老化も加速させる
インナードライは肌内部の深刻な乾燥から、ニキビだけでなく様々な肌トラブルも招きます。
それはしわ、くすみ、たるみ、ハリ感の低下などがあげられます。
これらの症状のせいで、肌の老化は一気に進んでしまうでしょう。
肌質を見分ける方法
肌質を見分ける方法として、洗顔後にスキンケアをせずに10~15分放置し、肌の状態を確認するものがあります。
だいたいの目安として、このような結果がわかるでしょう。
乾燥肌:ツッパリ感がある、肌が粉を吹いたりする
オイリー肌:ツッパリ感はないが、肌表面がテカテカする
インナードライ肌:ツッパリ感があり、肌表面がテカテカする
インナードライ肌のニキビの改善、予防方法は?
ここからはインナードライ肌に必要なスキンケア方法を紹介します。
またインナードライ肌に限らず、ニキビの改善や予防に共通したケア方法でもありますが、インナードライ肌の人は特に心がけるべき内容なので、実践してくださいね。
洗顔は1日2回まで
1日に何度も洗顔したり、ゴシゴシと強く洗ってしまうと、防御反応として皮脂の分泌がさらに増える恐れがあるので逆効果です。
洗顔料を使って洗うのは、朝と夜の2回までとしましょう。
スポーツなどで汗をかいた場合は、水やぬるま湯で洗うだけで十分です。
ニキビ専用の洗顔料を使用すること
朝晩の洗顔では、まず手を清潔にしてからぬるま湯で顔を濡らし、洗顔料はよく泡立てて優しく洗いましょう。
また洗顔料が顔に残らないよう、丁寧にすすぐこともポイントです。
使用する洗顔料は、ニキビ専用のものを選ぶようにしてくださいね。
保湿もしっかり丁寧に
脂っぽいのが気になるでしょうが、インナードライの改善に保湿は欠かせません。
特に乾燥しやすいUゾーンは、しっかりお手入れする必要があります。
まず化粧水をつけるときは手のひらで優しく押さえ、肌の奥まで浸透させるイメージで丁寧に行ってください。
その後、乳液とクリームで肌に蓋をして、潤い逃さないようにしましょう。
まとめ
インナードライ肌は間違ったお手入れが原因で、ニキビを悪化させたり、改善を遅らせてしまいます。
ということは逆に正しい方法を実践すれば、ニキビの改善や予防は非常に効果的といえます。
インナードライ肌の疑いを感じた人は、正しいお手入れを行うことと、大人ニキビ用のスキンケアを使うようにしましょう。
大人ニキビ用のスキンケアは、乾燥が原因のニキビに有効な保湿成分もたっぷり含まれているので、非常にオススメです。
肌内部から潤いに満ちたニキビレスの美しい素肌のため、今日より実践してみましょう。