ニキビ治療薬としてよく処方されるものに、ダラシンTゲルとダラシンTローションがあります。
今回はダラシンTの特徴や使い方、効果や副作用について紹介します。
ダラシンTとはどんな薬?
ダラシンTは、クリンダマイシンリン酸エステルが主成分の抗生物質です。
ニキビの原因菌であるアクネ菌や、黄色ブドウ球菌の増殖を抑えて皮膚の炎症を防ぐ効果から、赤ニキビの治療薬として使われることが多いでしょう。
またゲルとローションと2タイプありますが、ゲルタイプを処方されるほうがが主流です。
ローションタイプは、背中などの広範囲に塗布する場合や、頭に使用する場合などに処方されるケースが多いようです。
ダラシンTの効果的な使い方
1日2回、洗顔とスキンケアを済ませた患部に塗布します。
薬を塗る際には、患部をこすらないよう軽く押すようにして塗布してください。
また薬を塗った後に化粧水などを使用すると、患部以外に薬が広がる可能性があるので、スキンケア後に使いましょう。
ダラシンTは強い殺菌力を持つ成分を含み、患部以外に塗ると必要な菌まで殺菌してしまうためです。
スキンケアは、ノンコメドジェニックテスト済の、刺激の少ないものがオススメです。
ローションタイプを使うときは、コットンに適量(5~10滴)滴下し、ニキビを軽く押すようにして塗布するのが良いとされています。
効果や副作用について
ダラシンTを使い始めてから、1~2週間ほどで効果が見られることが多いと言われています。
しかし効果には個人差があり、この期間に当てはまらない人もいるので、大体の目安にしてください。
またこのような副作用の可能性があると言われています。
- 痒み
- 発赤
- 蕁麻疹
- 刺激感
- ヒリヒリ感
- つっぱり感
ダラシンTは抗生物質であるため、長期間使い続けると体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
そのため、4週間で効果が認められない場合には使用を中止するよう、使用上の注意として記載されています。
まとめ
ダラシンTでニキビの改善をすることは、一定の効果はあるといえるでしょう。
ただし効果には個人差や、肌に合う合わないといった問題もあり、必ず良くなる保証はありません。
ニキビを治すには根気や時間がいるため、予防で作らせない対策をとることが価値的です。
またニキビ専用のスキンケアを使うことで、ニキビの予防はかないます。
肌のお手入れを地道に続けることで、ニキビができそうになる予兆もわかるようになるので、自分の肌と向き合うにはもってこいでしょう。
ダラシンTはできてしまったニキビ治療として使用し、ニキビを作らせないスキンケアでの対策をしっかり行うことこそ、最も効果的なニキビケアです。