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テラマイシン軟膏は、化膿性皮膚疾患(とびひ・めんちょう・毛のう炎)や火傷や傷に使用されます。

テラマイシン軟膏には、グラム陽性菌と陰性菌などに広く抗菌力を持つ「オキシテトラサイクリン塩酸塩」と、グラム陰性桿菌の特に緑膿菌に効果を示す「ポリミキシンB硫酸塩」の2種類の抗生物質を配合しています。

テラマイシン軟膏には、殺菌作用があり、これらの抗生物質が一緒に作用することで効果が発揮されます。

効能としては、表在性・深在性皮膚感染症や慢性膿皮症・外傷や火傷・手術後・潰瘍・びらんの二次感染等に対してがあります。

1日に数回適量を直接患部に塗布するか、ガーゼに伸ばして貼り付けます。

用法と用量を守り外用のみに使用し、万一、目に入った場合はすぐに流水で洗い流してください。

お子様の手の届かない場所に保管し、アレルギーのある方は必ず医師の指示に従いましょう。

塗り薬ですから特に副作用の心配は少ないですが、まれに赤みがでたりかゆみがひどくなれば直ぐに使用を中止して、この場合も医師の診察を受けてください。

テラマイシン軟膏はニキビに効果!

テラマイシン軟膏は、化膿したニキビなどの炎症を抑えて小さくするような化膿止めの働きがあります。

「オキシテトラサイクリン」と「ポリミキシンB」の2種類の抗生物質が、化膿性ニキビのアクネ菌を殺菌して皮膚トラブルを抑える効果があります。

そのため、テラマイシン軟膏は、皮膚科でニキビの治療薬として処方してもらえますし、ドラッグストアでも購入可能です。

テラマイシン軟膏の働きは、細菌の増殖を抑える効果があるといわれています。

ニキビの原因には、毛穴につまった皮脂分にアクネ菌が繁殖して、毛穴を傷つけて炎症しているところから化膿していくからだと考えられます。

炎症しているところには、黄色ブドウ球菌や雑菌が繁殖しやすく、そのためにますますニキビの悪化が進み化膿ニキビへと長引いてしまいます。

テラマイシン軟膏は、ニキビの悪化も防ぐ効果があると考えられます。

また、白色ワセリン配合で保湿成分があり乾燥ニキビにも効果があります。

使用法としては、1日に1~数回ニキビに少量を塗り、ニキビ患部以外には使用しないようにしましょう。ニキビへの予防効果は期待できないからです。

テラマイシン軟膏のニキビへの使用後は、2~3日で白ニキビや黒ニキビの芯が落ちて治ります。

化膿性の赤ニキビには、1週間の使用で小さく治り、炎症性の化膿ニキビには、2週間ほどの使用で症状改善がみられます。

テラマイシン軟膏の有効成分は、抗生物質ですから塗り薬で副作用の心配が少ないと言っても、肌の刺激感や発疹・かゆみがあれば使用を控えましょう。

また、テラマイシン軟膏の長期の使用は、体に耐性菌ができてしまうために控えることは大切で、用法と用量を守れば、テラマイシン軟膏は軟膏の中でも効果があると評判ですから安心して使える塗り薬です。