鼻は顔のパーツの中でも特に皮脂の分泌が多い場所でたくさんの皮脂が分泌されるため、ニキビや毛穴のつまりなどを誘発しやすい場所です。
そんな鼻という特徴のため、ニキビ跡や毛穴のつまり、角栓などいわゆるいちご鼻に悩んでいる人も多く存在しています。
いちご鼻になりやすい人の傾向や、いちご鼻を解消する方法、鼻ニキビや毛穴つまりを予防するためにはどうしたらよいのかについて見ていきましょう。
目次
いちご鼻になりやすい人はこのような人!
いちご鼻の原因はあらゆる事が考えられ、1つの要因だけでなく生活習慣やケアなどに関係してきます。
自分がいちご鼻予備軍かどうか、セルフチェックしてみてください。
- 汚れた指や爪で毛穴の中の角栓とりをしてしまう
- 化粧水を何度つけても潤わない、または、乳液を使用しない(潤い不足)
- 毛穴パックを頻繁にしている
- あぶらとり紙を頻繁に使用している
- メイクを落とさずに寝てしまう事がよくある
- 専ら、睡眠不足である
- 洗顔は汚れを落としたいからゴシゴシと力を入れて洗いがち
- ハンバーガーやポテトなどのジャンクフードが大好物
- 何かとストレスがたまりやすい
- タバコやお酒の嗜好品はかかせない
- 紫外線対策が疎かである
さあ、いくつ当てはまりましたか?
一つでも思いあたる項目がある人は、“いちご鼻予備軍”として酷くならないようにすぐに改善すべきですね。
いちご鼻にはタイプがある!あなたはどのタイプ?
“いちご鼻”と一括りにしてしまっていますが、実はいちご鼻にはいくつかの種類が存在しているのをご存知でしょうか。
タイプによっていちご鼻の改善策に違いがありますし改善の度合いも違ってきますから、自分がどこのいちご鼻に属するのかをしっかりと見極めてくださいね。
メラニン沈着型
いくら角栓除去や洗顔をしても、毛穴の黒ずみが残ったまま、という場合は毛穴周りにメラニン沈着が起きている可能性が高いです。
鼻は顔の中でも高い位置にあるため、紫外線の影響を受けやすくなります。
そうすれば必然的に毛穴付近の真皮層からメラニンが増加していちご鼻になるでしょう。
若い頃から日焼けをする機会が多かったり、紫外線ケアが不足している人は要注意ですよ。
ギトギトのオイリー型
思春期に起こりやすいギトギトの脂っぽい鼻。
この時期は皮脂腺が活発になるため、こうした症状は出やすいものです。
ですが、大人になっても乾燥がひどい時には皮脂は肌を守ろうとして、どんどん皮脂分泌を過剰にさせてしまうことがあります。
皮脂が過剰に分泌されると、その皮脂により鼻の毛穴を押し広げてしまうので毛穴開きが生じるのです。
皮脂は空気に触れると酸化で黒ずむため、いちご鼻になってしまいます。
毛穴に角栓が詰まる型
皮脂や埃などの混じった汚れが、毛穴に詰まり出すと角栓になりますね。
そうすると、角栓を除去するのにあらゆる手法で角栓抜きがスタートするでしょう。
角栓を抜けば抜くほど、毛穴はポッカリと開きやすくなります。
そして約1ヶ月のターンオーバーで戻るのが普通ですが、角栓除去が頻繁になればなるほどターンオーバーが乱れて毛穴のポッカリ穴が塞がりにくくなるのです
こうした毛穴周りが酸化すると、今度は黒ずみになりいちご鼻ができあがります。
たるみ毛穴による型
コラーゲンやエラスチンが老化により減少すると、まるで“涙”のように縦長に毛穴が開き始めます。
たるみ毛穴は影を作りやすいため、黒ずんで見えます。
こうした症状によりいちご鼻に見えてしまうのが、たるみ毛穴型です。
たるみ毛穴については外部サイト「老化現象の1つ「たるみ毛穴」の原因は?化粧品を見直して対策を!」の記事がわかりやすくまとめられています。
いちご鼻を解消する2つのポイント!
いちご鼻を解消するためには、洗顔と保湿が最大の解消ポイントにまります。
ですが、ただ洗顔や保湿をすれば良いと言うものではありません。
それぞれ注意すべき点があるのでしっかりと厳守しながらのぞんでくださいね。
いちご鼻にピッタリの洗顔
いちご鼻を解消、予防するためにまずすべきことは「洗顔」です。
この際の洗顔は鼻の皮膚をごしごしとこするのではなく、優しく包み込むように刺激を与えずに洗い上げることができるというのが大切になってきます。
鼻をごしごし洗うのは鼻の皮膚を傷つけ逆効果
鼻の皮脂や毛穴汚れ、角栓を気にするあまり、ごしごしとこすって摩擦をかけてしまいがちですが、それは逆にいちご鼻の状態を深刻にしてしまう行動と言えるでしょう。
また、刺激の強いアカスリやブラシなどで洗うのはもっての他とも言えますね。
刺激を与え肌ダメージを作ってしまうと、鼻の皮膚のターンオーバーが乱れたり、雑菌が入り込んで炎症を引き起こしたりして、ニキビへとつながってしまいます。
するとさらにいちご鼻を解消することとは遠くなってしまいます。
鼻の汚れや古い角質、余分な皮脂や角栓を落とす際には、優しく、包み込むように洗い上げるという事を忘れないようにしましょう。
※角質については「ニキビは角質ケアで治る!ニキビと角質の関係徹底解明!」でもくわしく説明しています。
洗顔はキメ細かな泡で
ちなみに泡はキメが細かいほど毛穴の奥から汚れを吸着する事ができるため、泡だてが上手な人ほどいちご鼻に対する洗顔を極めている可能性が高いですね。
そうとはいってもきめ細かな泡を作るのは水加減や経験も必要なため、すぐに上達するものではありません。
そんな時こそ100円ショップなどで購入できる泡だてネットなどを利用したいものです。
これなら、洗顔料の泡だてが苦手な人もスムーズに泡だてができます。
この際、優しく洗い上げると同時に毛穴の徹底洗浄をするために使用する洗顔料は、ニキビケア商品が最も効果的だといえるでしょう。
いちご鼻に適切な保湿
鼻はただでさえ皮脂分泌が多い場所です。
そんな鼻の皮膚が乾燥してしまうと、皮膚は自己防衛機能を更に強化しようと、どんどん皮脂を分泌させようとしてしまいます。
鼻の部分の肌の保湿は、余計な皮脂分泌を避けるうえでは非常に重要な課題だといえるでしょう。
さらに適度な皮脂は、肌にバリア機能を備えさせることになるのでニキビ菌の繁殖を抑制することができます。
いちご鼻を解消するためには、洗顔後の保湿が重要なのです。
皮脂を気にして保湿を怠るのは逆効果、十分な保湿を
鼻の部分は皮脂が多いため、一見潤っているように見えることもあります。
しかし皮脂分泌が非常に多い状態ということは言い換えると、表面上は潤っているように見えても内部はインナードライ状態に陥っていて、乾燥を防ごうと一生懸命皮脂を分泌している状態だということです。
鼻の部分は皮脂が多いからとあまり保湿しなくていいように感じるかもしれませんが、逆に保湿をしなければさらに皮脂が分泌されてしまいいちご鼻の症状が進行してしまうのです。
保湿に相応しい成分といえば、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどの潤い成分が思いつきますね。
他にも、潤いだけでなく肌に必要な栄養まで補える胎盤エキス・プラセンタ成分や、内側から水分をキャッチできるセラミド成分などがあげられます。
乳液も大切
またいちご鼻の方にありがちなのが、「鼻に乳液などをつけると余計に悪化するのでは?」という気持ちから化粧水しかつけずに乳液を省いているケースです。
乳液は、化粧水で補った水分を逃がさないようにする効果を持ち合わせているため、必ず使用するようにしたいものです。
もし乳液のベタつきが苦手と言う人であれば、サッパリタイプのものを使用するなどするとよいですね。
※乳液の種類や選び方については「乳液はニキビ肌でも必要!乳液を見直すことでニキビケアの効果が高まる」でもくわしく説明しています。
いちご鼻を解消したいのであれば、乳液を使って鼻もしっかりと保湿し、余計な皮脂を分泌させないようにしましょう。
この際にも保湿力の高いニキビケア商品を使う事で、いちご鼻になってしまう1つの原因であるニキビを予防しながら乾燥を防ぐことができますね。
まとめ
いちご鼻に悩んでいる人の多くは、実は間違ったスキンケアを実行しているという場合が多くあります。
皮脂量が多いため、保湿を控えたり、黒ずみや角栓などを洗い落とそうとして刺激の強い洗顔方法を行ってしまっていたりするのです。
ニキビのないキレイな鼻、陶器のような鼻を手に入れるために、いちご鼻解消の正しいスキンケアをしましょう。