口周りにできてしまうニキビ、実は口周りのニキビには原因があります。

口周りにできるニキビの原因と、その対処方法を考えてみましょう。

口周りのニキビ、実は口周りはニキビができやすい場所

口周りにできるニキビ、大人ニキビの代表格ともいえるニキビができる部分ですが、実は、口周りはニキビができやすい場所です。

フェイスラインのうち、Uゾーンと呼ばれる顎や口の周りには、皮脂を分泌する皮脂腺が密集している場所で、さらに同時に毛穴が集中して集まっている場所でもあります。

皮脂分泌が多く、さらに毛穴が集中していることで、毛穴が詰まる確率が多く、ニキビになってしまうことも非常に多い場所なのです。

さらに、口周りや顎をはじめとするUゾーンは、手や髪の毛、服などの接触が多く、外部から刺激を受けやすいという点もニキビの原因の大きな一つです。

毛穴が詰まる要因である皮脂が多いのに加え、雑菌やばい菌、刺激が加わるのですから、フェイスラインのほかの部分よりもニキビになる原因を多く抱えているといえるのです。

また、男性であれば、髭剃りなどの非常に強い刺激を皮膚に与えることになります。シェーバーやカミソリなどで痛めつけられた皮膚や毛穴に雑菌などが繁殖し、炎症を起こすことによってニキビになるという場合も多くあります。

さらに、口周りにできるニキビの大きな原因として、ホルモンバランスの乱れがあります。

体内でホルモンのバランスが乱れると、肌本来のバリア機能やターンオーバーがうまくいかなくなり、老廃物や古い角質が毛穴を塞いでしまうという場合もあります。

皮脂腺や毛穴が集中している顎や口周りは、ほんの少しのホルモンバランスの乱れでも、顕著にニキビとして肌トラブルを起こしてしまうのです。

口周りのニキビ、早く治したいのであれば、体の中から改善してみましょう

口周りのニキビが気になって、おしゃれやメイク、食事や外出が楽しめないという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

口周りのニキビを隠すために、マスクをしたり、メイクを厚くしたりして対処するしかない口周りニキビ。早く完治させたいのであれば、体の内側を改善すると同時に、肌も本格的にニキビケアが必要となります。

まず、体の内側の状態を健やかにして、ホルモンバランスの乱れを改善するために、生活スタイルや食生活、睡眠などを見直してみましょう。

なるべく規則正しい生活を心がけ、ストレスと溜めない生活を心がけてみてください。

ストレスがたまりすぎると、ホルモンバランスの乱れの原因となるだけでなく、体全体の新陳代謝がダウンして、ターンオーバーもうまくいきません。

また、脂質や脂肪の多い食事を摂っていると、毛穴を詰まらせる原因である皮脂を過剰分泌させる原因を作りだしてしまいます。

バランスの良い栄養食、そして、肌を活性化するビタミン類や、整腸作用のある食物繊維をたくさん摂取できるような食生活にできるように注意して食べてみましょう。

バランスの良い食生活は、肌や体に活力を与えるだけでなく、体の免疫力も向上、便秘解消につながり、その結果、肌の状態も健やかにする効果があります。

生活スタイルと食生活と同じくらい重要な、良質な睡眠も確保することを忘れないでください。

睡眠不足はダイレクトにホルモンに影響を与える事がわかっています。

しっかりと十分な睡眠時間を確保する、良質な睡眠を得るということは、ニキビケアにおいてもとても重要な事なのです。

外側からのニキビケアも最重要課題です

口周りのニキビを少しでも早く改善の方向へもっていくためには、体の内側からの対処と、それに加え、正しいニキビケアをするという事も大切です。

ニキビケアというと、余分な皮脂を徹底的に洗い流したり、取り除くというイメージがありますが、実は口周りニキビでは、この徹底的な皮脂除去が、逆にニキビを作りだしてしまう原因になってしまうのです。

まず、フェイスラインのうち、あぶらっぽくなりがちのTゾーンとは対照的に、Uゾーンは、非常に乾燥しやすく、さまざまな刺激を受けやすい部分だということを認識しておきましょう。

Uゾーンで乾燥しやすい代表格が顎と口周りです。

乾燥してしまいがちになるため、肌は外部刺激などから肌を守ろうとする働きが強くなり、どんどん皮脂を分泌しようとします。

その結果、本来必要な分の皮脂を大きく超えた、余分な皮脂がたくさん分泌されることになり、毛穴が詰まってしまうというニキビの原因を作りだします。

口周りのニキビ対策としては、この乾燥しがちなUゾーンを、しっかりと保湿して、皮脂の過剰分泌をしないような潤いのある肌を実現できるニキビケア商品を選んで使うようにするのがポイントです。

うるおいが保たれるようになると、肌は、本来の再生機能を回復させ、自ら持っているバリア機能が充実するため、皮脂の過剰分泌をしなくなります。

ニキビの原因は皮脂による毛穴のつまりや炎症ですから、このつまりの原因となる皮脂の分泌を抑えること、十分な肌の保湿で肌機能を正常にすることで、自然にニキビが改善するようになるのです。

口周りのニキビを改善するためには、皮膚のトラブルの原因となる、乾燥を徹底的に改善するような保湿を重視したニキビケアを行うことで、早期に解消することができるようになるのです。

口周りニキビに注意したい事

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口周りは、おしゃべりしたり、食べたりと、常に動かし続けているパーツでもあります。

しかも、目の下の皮膚の次に、薄い構造をしています。

ですから、乾燥しやすく、ケアしにくいのです。だからといってほうっておきたくないニキビですね。

口周りにきびに適したスキンケアを継続しつつ、日頃 、にきびに良いと思い込んでやってしまっている以下のようなタブーなことを改善しましょう。

マスクは蒸れないタイプのものを

口周りにきびがひどいと、ついついマスクで顔を覆う事で、安心してしまう事もあるでしょう。でも、マスクをつけることで蒸れやすくなり、マスク内は雑菌だらけで口周りにきびの温床なってしまう事もあるのです。

もし、使うのであれば使い捨てマスクを一日に何度か変えて清潔を保つ事が大切でしょう。

また、最近は、リラックス効果の高いアロマ系の香料のついた機能的マスクなども販売されていますが、こうしたマスクの香料がニキビを刺激し、悪化させてしまう事もあるため、無香料で衛生的な使い捨てマスクを選びましょう。

刺激のある食べ物を避ける

食事をするときは、口周りのニキビに刺激を与えては症状をエスカレートさせてしまうでしょう。

スパイシーな食べ物や、塩気のある食べ物、酸味のある食べ物は避けましょう。

ついつい、手づかみで食べてしまうスナック菓子などにも要注意です。

そして、皮脂過剰の原因にもなる油っぽい食事も控えましょう。

頬杖などの癖を治す!

口周りのニキビは、ついつい手で隠したり、気にして触ったりしてしまいがちです。

また、元から頰ずえをついてしまうような癖のある人は、すぐにやめましょう。

手は雑菌が多く、ニキビを増やす原因になるからです。

口周りは、まさにインナードライ肌!

口周りは、ホウレイセンという深いシワができるほど、潤い不足で肌の弾力がなくなりやすい部位です。

特に、30代くらいからできる大人ニキビは、内側の水分維持機能が低下し、そのカラカラの乾燥を防ごうと皮脂を過剰分泌し、ニキビを発症させるのです。

ですから、口周りのニキビケアは、思春期ニキビケアではなく、大人ニキビケア、もしくは、インナードライ肌ケアをセレクトするべきでしょう。

最近は、どこの化粧品メーカーも、インナードライ(内部乾燥)の研究に力を入れています。

インナードライを克服する事が、必然的に口周りのニキビ改善にもつながると言っても過言ではありません。

口周りニキビに効果的なスキンケアとは?専用ケアはある?

実は、口周りニキビに適した専用スキンケアはあります。

口周りは、非常に敏感で、少しの刺激でも、ターンオーバーが乱れたり、炎症を起こしやすい部位です。

ニキビができると、いっきに、初期の白ニキビから炎症のひどい赤ニキビ黒ニキビに進行しやすいのです。

ですから、他のパーツにできるニキビとは少々差別化したケアをすすめるのが良いでしょう。

以下にあげる項目を参考に、口周りの専用ケアをセレクトしてください。

フェイスパーツの中でも最も敏感だから、低刺激処方を

口周りの薄い皮膚はとてもデリケートで、刺激を受けやすいです。

特にニキビができているという事は、バリア機能も低下している証しです。

これ以上、外部刺激の影響を与えないためにも、ノンアルコール、無香料などの低刺激のものが理想です。

何種類もの保湿成分が融合している事

口周りのニキビは潤い不足が原因という事が理解できましたね。

潤いの要であるヒアルロン酸、コラーゲンなどはもちろんの事、内側に水分を蓄える効果のあるセラミドなどの潤い成分も配合されていれば良いですね。

様々な潤い成分が融合された保湿化粧品ならば、口周りのニキビだけでなく、肌の透明感や乾燥なども同時に改善されるでしょう。

にきびだけでなく、にきび跡のケアまでできる事

ニキビが改善されて終わりではありません。ニキビが繰り返される事でニキビ跡になる事も懸念されるでしょう。

ニキビ跡は紫外線を浴びるとさらに濃くなるため、ニキビが完治した後の2次肌トラブルとも言えるでしょう。

こうしたニキビ跡を酷くさせないためにも、原因になりうるメラニンの生成を抑制させる美白効果も含まれているのが理想です。

リフトアップまでできるケアならパーフェクト

口周りに、ニキビができるという事は、口周りやその周辺のフェイスラインにも十分に保湿がなされていないと考えましょう。

ほうっておけば、ニキビだけでなく、エラスチンやコラーゲンの低下につながり、たるみという悩みも併発してしまうでしょう。

こうなれば、大人ニキビケアだけに集中するよりも、総合的なアンチエイジングケアをする事がバランスの良い素肌を保つポイントとなります。

ニキビだけでなく、フェイスラインのリフトアップ効果も期待できる一石二鳥のスキンケアをセレクトしたいものです。

まとめ

口周りニキビを改善する方法、それは、自分自身の今の生活や食べ物、睡眠を改善すると同時に、刺激の極力少ない、そして保湿力に優れたニキビケア商品を使うという2点なのです。

「口周りニキビ=不健康」なイメージに捉えられがちなため、いち早くニキビ対策を行い、メイクの映える素肌に近づけましょう。