ニキビは顔だけでなく体にできることも多いもの。
そのため、肩にニキビができたとしてもおかしくありません。
普段は衣服で隠されていても、ノースリーブや水着など肩を出すファッションをする機会もあるはず。
そんなときにニキビのせいで着れないことのないよう、肩にニキビができる原因や改善方法を知って、対策していきましょう。
目次
肩のニキビの原因は?
肩にニキビができる原因としては、このようなものがあります。
シャンプーなどのすすぎ残し
肩ニキビの原因として一番考えられるのは、シャンプーやボデイーソープのすすぎ残しや、汚れをしっかり洗えていないことでしょう。
特にシャンプーには、界面活性剤という洗浄力の強い成分が含まれていることが多く、肌に残るとニキビを誘発します。
また肩はさほど汚れていないはずと、きちんと洗えていないことも多いので気を付けましょう。
汗
肩は意外に皮脂の分泌が多い箇所です。
皮脂と混ざり合った汗が毛穴に入り込み、汗だけが蒸発すると皮脂が毛穴に詰まり、ニキビの原因となります。
また肩が衣類で蒸れると、詰まった毛穴の中で雑菌が繁殖しやすくなり、赤ニキビとなる恐れもあります。
紫外線
肩を露出した状態で日焼けすると、紫外線で皮脂が酸化して毛穴に詰まり、詰まった毛穴からニキビが発生しやすくなります。
不衛生な寝具
布団や枕を清潔にしておかないと、ダニや雑菌などが発生します。
ダニの死骸やフンが肌に付着すると毛穴を塞ぎ、マラセチア菌などの炎症を起こす菌が増え、ニキビができてしまいます。
また顔以外のニキビの場合、アクネ菌だけでなく、このマラセチア菌が関わっています。
アクネ菌によるニキビは赤くて大きめなのに対し、マラセチア菌によるニキビは小さくて広範囲に沢山できるという違いがあります。
ストレスや肩こり
ストレスや肩こりも、肩にニキビができる原因の1つです。
ストレスが溜まることでホルモンバランスが崩れ、皮脂が過剰分泌されて、ニキビを招いてしまいます。
さらにストレスや長時間のデスクワークで肩がこると、血行不良から肌のターンオーバーがうまく行われず、古い角質が溜まりやすくなります。
そして肩の皮膚に溜まった古い角質が毛穴に詰まることで、ニキビができやすくなるのです。
肩ニキビを予防するには
肩ニキビの原因をふまえた上で、このような予防方法が効果的でしょう。
シャンプーは一番最初に行うこと
体を洗ってから洗髪すると、シャンプーの成分が肩に残りやすくなるため、洗髪後に体を洗うようにしましょう。
理想的なのは、洗髪を最初に行い、湯船につかってから体の汚れを洗い流すという順番です。
湯船につかることでリラックス効果もあり、肩に付着した汚れも肌が柔らかくなることで、落としやすくなるでしょう。
また体を洗うときは、丁寧に時間をかけて洗ってくださいね。
汗はこまめに拭くこと
汗をかいたらそのままにせず、こまめに拭き取りましょう。
そうすることで、皮脂と汗が混ざり毛穴に詰まることを予防できます。
また着用する衣服も通気性のよいものにすることで、汗や蒸れを軽減できるでしょう。
UV対策は万全に
紫外線の影響でニキビができることを予防するために、UV対策は万全にする必要があります。
日焼け止めをしっかり塗る、帽子や日傘で直射日光を防ぐなどの対策で、紫外線の影響を最小限にとどめましょう。
寝具は清潔なものを
汚れていないように見えても、枕カバーやシーツは汗や皮脂で不衛生なことが多いです。
毎日新しいものに取り替えることが望ましいですが、厳しい場合は新しいタオルを敷いて、常に清潔な状態で休むようにしてくださいね。
適度な運動で肩こり解消
肩こりによる血行不良を解消するには、適度な運動がよいでしょう。
軽いストレッチなどを日に何度か行うだけでも、血行の巡りは改善され、肩こりの緩和になります。
また冷えも肩こりによくないので、空調が効いた部屋では羽織ものを用意する、湯船で肩までしっかり浸かるなどの対策も有効です。
スキンケアでのお手入れも重要
また肩であっても、スキンケアでしっかりお手入れすることで、ニキビの改善や予防することができます。
顔やデコルテをお手入れするついでに、肩まで範囲を広げてケアしてみましょう。
まとめ
ニキビは顔だけでなく、肩や体のいたるところで発生してしまうもの。
放っておけばキレイに治るものでもないので、しっかり治すためのお手入れを行う必要があります。
そのためにも日々のお手入れで、ニキビができるのを予防してキレイな肌を維持しましょう。