脂っぽくベタつきがちなパーツと、カサカサに乾燥するパーツが同時に存在する、混合肌。
全く逆の性質をあわせ持つため、ニキビケアが難しい肌質ともいえますが、正しい知識とお手入れを実践することで、ニキビの改善や予防はできます!
ここでは混合肌とニキビの原因や改善・予防の方法、スキンケア選びのポイントなど、どこよりも詳しく解説します。
目次
混合肌とは?
顔のパーツによって肌の状態が全く違うのが、混合肌です。
「Tゾーンは脂っぽいけど、Uゾーンは乾燥している」「洗顔後の肌が部分的につっぱる」「季節ごとに肌質が変化する」などの特徴があります。
また「脂性肌と乾燥肌」の組み合わせが、混合肌で最も多いパターンですが「普通肌と乾燥肌」や「普通肌と脂性肌」というケースも。
いずれにしても、顔の中で肌質が違う部分があることから、手のかかる肌質といえますね。
混合肌は日本人に最も多い肌質
この混合肌、日本人に最も多い肌質なのはご存じでしょうか。
実に7割の日本人は混合肌と言われています。
それなのに化粧品では「脂性肌用」「乾燥肌用」専用のものばかりで、「混合肌用」のものは少ないですよね。
これではどのようなスキンケアを選べばよいのか、またお手入れの方法はどうすればいいのか、わからなくても仕方ありません。
混合肌の正しいニキビケア
異なる肌質が混在していることから「ベタつきには皮脂の除去」「乾燥には潤い」というケアを行いがちですが、この方法は間違いです。
混合肌ニキビの正しいお手入れの仕方やスキンケアの選び方を紹介します。
脂っぽい部分にも潤いを!
ベタつくことが多いTゾーンといえば、乾燥とは無縁に思えるパーツですが、角質層内では実は乾燥しています。
そのメカニズムは、乾燥した角質層が外部のダメージから肌を守るため、また潤わせるために皮脂をたくさん分泌。
しかし必要以上に分泌された皮脂が原因で、脂っぽい状態となってしまいます。
この乾燥している角質層を保湿すれば、ベタつくほどの皮脂を分泌することはなくなり、Tゾーンの脂っぽさも解消するのです。
乾燥部分はこまめに保湿
Uゾーンは表面から乾燥しきっているため、Tゾーンよりも更に十分な保湿が必要となります。
また常に乾燥しやすい状態であるため、肌へのダメージも蓄積され、ニキビもできやすくなっています。
そのため朝晩のスキンケアだけでなく、日中もこまめな保湿を心がけましょう。
メイクの上から保湿できるスキンケアや、ベースメイク自体に保湿成分が含まれているものもを使ってみてくださいね。
保湿こそ混合肌の正しいケア方法
このように、混合肌にニキビができる一番の原因は乾燥です。
乾燥の程度は違っていても、保湿することが混合肌のニキビケアにおいて最も効果的なアプローチになります。
そしてTゾーンや脂っぽい部分は肌深部の乾燥、Uゾーンや粉っぽく乾燥している部分は肌表面の乾燥と認識し、それぞれに合ったお手入れを行うことが大切です。
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混合肌ニキビの原因と予防法
そもそも混合肌のニキビの原因は、どのようなものがあるのでしょうか。
正しいニキビケアを実践していても、原因をわかっていなければニキビを繰り返すことになってしまいます。
そのような事態を避けるためにも、ニキビの原因を知っておきましょう。
1.皮脂の取りすぎ、洗いすぎ
Tゾーンの脂っぽさを解消しようと、洗顔をしすぎていませんか?
必要以上に洗顔したり、皮脂を取り去ってしまうと、乾燥からニキビを誘発してしまいます。
冒頭でも紹介したように、Tゾーンのベタつきも本質的には乾燥が原因のため、洗顔は朝晩の2回程度にとどめて、皮脂を取りすぎないようにしましょう。
そして、Tゾーンであっても保湿を取り入れたお手入れを行うようにしてください。
2.角質・角栓ケアの不足
皮脂の除去や保湿は行っていても、角質ケアを怠ってはいませんか?
古い角質が剥がれないと、皮脂や老廃物が毛穴から排出されにくい状態となり、ニキビを作りだす原因となります。
また角栓を作りだす主な要因も、古い角質です。
肌に触れたときザラザラする、ゴワつく感触があれば古い角質がたまっている目安なので、ピーリングで古い角質を落とす手伝いをしてあげましょう。
ただしピーリングは肌への負担が非常に大きいため、1度行ったら日を空けること、ゴシゴシこすらず優しく行うようにしてくださいね。
3.食生活・生活習慣の見直し
乱れた食生活や生活習慣が長引くと、ホルモンバランスが崩れ、肌にも悪い影響も与えてしまいます。
バランスの良い食事や、健康的な生活リズムを実践すれば、肌の調子だけでなく、心身ともの健康にもつながります。
- 野菜中心の栄養バランスのとれた食事を摂取
- 脂っこい食事、お菓子は控える
- 夜更かしは控え、十分な睡眠の確保
- 衛生的な衣類・寝具の使用
- 適度な運動で汗をかく
いきなり全てを見直すことは難しくても、「間食を控える」「夜遅くまで起きすぎない」と小さな取り組みからでもいいので、開始してみましょう。
混合肌でニキビがあるときのメイクは?
女性であれば、ニキビができていてもメイクが必要であったり、メイクで隠したいこともあるでしょう。
しかしメイクをすることで、ニキビが更に悪化する心配もありますよね。
そこでニキビがある場合のベストなメイク方法や、メイク用品の選び方を紹介します。
メイク前のスキンケアでしっかり保湿!
メイク前のスキンケアは、丁寧にしっかりと保湿を施すようにしましょう。
十分に保湿を行えば、皮脂の過剰分泌もなくなることから化粧崩れも防げ、肌への負担となるメイク直しを何度も行わなくてすみます。
ベースメイクは低刺激のアイテムを
化粧下地やファンデーションは肌に直接使うことになるので、低刺激のものを選んでください。
ニキビは日焼けで悪化してしまうので、UVカット効果を備えた下地だと、なお良いでしょう。
そしてファンデーションはパウダータイプがオススメです。
コンシーラーでニキビをカバー
ニキビをもう少し隠したいときは、コンシーラーでカバーできます。
またコンシーラーにも様々なタイプがありますが、ニキビの上から使用する場合は、薬用コンシーラーにしましょう。
使うタイミングは、下地を塗ったあと気になる箇所に優しく塗り、パウダーファンデーションで馴染ませてください。
混合肌と間違われやすいインナードライ肌
混合肌とよく似た肌質に「インナードライ肌」があります。
混合肌は「脂性肌と乾燥肌」「普通肌と乾燥肌」などと、顔の中で異なる肌質が混在している状態。
インナードライ肌は脂性乾燥肌とも呼ばれ、表面は脂っぽいが内部は乾燥している状態が、全体で起こっている肌質です。
インナードライ肌チェックで肌質を調べよう!
似ているようで異なる肌質のため、ケア方法も少し変わってきます。
自分がインナードライ肌にあてはまるかチェックしてみましょう。
- 洗顔後、すぐに皮脂でベタつく
- 顎のニキビが繰り返しできる
- 皮脂が過剰なわりに、肌がつっぱる
- 化粧ノリが悪い
- 肌がゴワゴワしている
- 毛穴が目立ちやすくなった
- スキンケアの浸透性が悪い
また簡単にインナードライ肌かを確かめる方法があります。
洗顔後、スキンケアを付けずに数分放置します。
皮脂が分泌されはじめた頃、皮脂で潤っているはずなのにツッパリ感を感じたら、インナードライ肌である確率は高いでしょう。
まとめ
混合肌は、同じ顔の中なのに違う肌質が混在するという、厄介な肌質です。
部分ごとにお手入れを変えることから、他の肌質より面倒なステップが必要ですが、地道な努力が肌質を安定させることにつながります。
いずれにしても、保湿が混合肌ニキビの改善への近道です。
脂性肌に合った保湿ケア、乾燥肌に合った保湿ケアと、パーツごとに保湿の取り入れ方を変えて、キレイな素肌を手に入れましょう。