ニキビといえば若い子が悩むもの！なんてイメージはありませんか？

確かに思春期のころはニキビがよくできて、悩まされるものですが、10代が終わればニキビも自然とおさまるわけではありません。

思春期ニキビとは原因の違う「大人ニキビ」が20代、30代、40代の世代の肌にも悩みをもたらすことがあるのです。

そしてこの大人ニキビは様々な原因によってできてしまう、非常に厄介なもの。

10代のころほどの元気はない大人の肌では、ニキビの改善にも一苦労することでしょう。

しかし正しい知識を身につけ、お手入れを実践すれば、時間はかかっても肌は応えてくれます。

そのためにも大人ニキビができる原因を知り、ニキビの改善と予防を開始してみましょう。

大人ニキビができる原因

思春期ニキビができる原因は、成長期が深く関係しています。

この時期は成長ホルモンの分泌が増えることから、皮脂が過剰に分泌され、多すぎる皮脂が毛穴に詰まることが主な原因とされています。

詳しくは「思春期ニキビの原因と対策、改善方法は？」の記事内で紹介していますので、ご覧になってくださいね。

では、大人ニキビの原因はどのようなものでしょうか？

毛穴の詰まりによる点は共通していますが、その過程は以下のように様々あげられます。

一つひとつ、確認していきましょう。

過剰なストレス、生活習慣の乱れ

過剰なストレスや睡眠不足、バランスの悪い食事や生活習慣の乱れなどで不摂生がたたることは、健康な状態から遠ざかるだけでなく、肌にも悪影響を与えます。

それは肌のターンオーバーがうまく行われなくなること。

ターンオーバーが正常に行われないと、皮脂が過剰に分泌される、乾燥しやすくなるなどの肌トラブルが起こりやすくなります。

皮脂の過剰な分泌によって生じる毛穴詰まりの場合は、思春期ニキビができるメカニズムと同じです。

それとは逆に、肌の乾燥でもニキビを誘発してしまいます。

それは古い角質が毛穴に詰まることで、ニキビができてしまうもので、乾燥しているのにニキビができる場合は、このケースを疑うべきでしょう。

メイク、洗顔料のすすぎ残し

大人になるとメイクをする機会がグンと増えることも、大人ニキビの原因の一つ。

メイク=ニキビができる直接原因ではありませんが、肌に負担を与えていることは事実です。

そのため、ノンコメドジェニック処方の化粧品を使う、帰宅後は速やかにメイクオフをするなど、肌への負担を軽減する工夫をしてくださいね。

メイクがきちんと落とせていない、クレンジングや洗顔料のすすぎが不十分でも、毛穴詰まりを引き起こすこともあります。

水ですすぐより、人肌ほどのぬるま湯ですすぐほうがよく落ちるのでオススメです。

またクレンジング後に、蒸しタオルで顔の毛穴を開き、洗顔をすることも効果的です。

クレンジングでは落としきれない毛穴奥の汚れも落とせるので、ニキビ予防につながりますよ。

ホルモンバランスの変化

ホルモンバランスによっても、大人ニキビを誘発してしまいます。

特に生理による女性ホルモンのバランスの変化は、大人ニキビに大いに関係してしまうのです。

「生理とニキビ」についての記事内で詳しく紹介していますが、生理前はプロゲステロンという女性ホルモンの影響で、皮脂の分泌が活発になります。

ご存じのように、過剰な皮脂は毛穴詰まりを起こし、ニキビの原因になるもの。

生理前のホルモンバランスは乱れやすいものと捉え、ニキビを予防する生活習慣を行うことが肝心でしょう。

大人ニキビの改善と予防方法

このように、大人ニキビの原因は多岐にわたるため、原因を特定することは難しいもの。

そのため、様々な角度からアプローチしていくことが求められます。

ここからは大人ニキビの改善方法、予防方法について、紹介していきます。

肌を清潔に保つこと

基本的なことですが、意外とできていないのが、肌の清潔を保つことです。

汗をかいたら清潔なタオルでふき取る、メイクで使うスポンジもコマメに洗うか新しいものに取り替えるなど、日常から清潔を意識しておく必要があります。

洗顔は朝晩毎日行うのはもちろんのこと、洗顔料をしっかりと泡立て、泡で包み込むように優しく洗いましょう。

ゴシゴシ洗いは肌にダメージを与え、乾燥を引き起こしてしまうのでやめてくださいね。

また就寝時には、清潔な寝具で休息できているでしょうか？

寝ている間も人間は汗をかいており、気付かないうちに寝具に染み込んで、雑菌がわいてしまうもの。

特に枕カバーなど、顔が直接触れる部分はマメに取り替えて、衛生面にも気を使いましょう。

保湿はたっぷり

乾燥は大人ニキビの大敵です。

洗顔後、肌はすぐに乾燥し始めますので、すばやくスキンケアを行う必要があります。

まずは、化粧水で肌に潤いや栄養を浸透させましょう。

手のひらを使って、優しく肌に染み込ませるイメージでつけてあげると、ニキビのある肌にもダメージを少なくつけることができますよ。

化粧水を十分に浸透させたら、乳液やクリームで肌の乾燥を防ぎます。

乳液やクリームがメインの保湿というイメージがありますが、化粧水で潤った肌の乾燥を防ぐ、肌に蓋をするというのが本来の役割です。

また乾燥しやすいUゾーンは、乳液などをしっかり施して、乾燥を防ぐようにしてくださいね。

このようにお手入れを丁寧にすることで、肌の調子がどんな感じかわかるようになれますし、ちょっとした変化を見逃すこともなくなります。

「いつもと肌触りが違う」「いつもより肌が硬い」と感じたら、肌トラブルが起こる前触れ。

それがわかれば早期に対策することもでき、大人ニキビを予防することにもつながるでしょう。

睡眠時間をしっかり確保

肌のターンオーバーは就寝中が最も活発に行われる、といわれています。

ターンオーバーが正常だと、新しい皮膚への生まれ変わりもスムーズに行われ、今できている大人ニキビを早期に改善することができるでしょう。

逆にターンオーバーが乱れると、古い角質など肌に不要なものがはがれず、大人ニキビなどの肌トラブルを起こすリスクがグッと上がります。

そのため、大人ニキビやニキビ跡を早く治すには十分な睡眠が必要です。

週末まとめて睡眠時間をとるのではなく、毎日まとまった睡眠時間の確保を心がけてください。

特に22時～2時は「肌のゴールデンタイム」と言われるほど、ターンオーバーが活発になる時間帯なので、ここに合わせて睡眠を確保することが効果的でしょう。

ビタミン・大豆製品を積極的に摂取

睡眠以外でも肌のターンオーバーを促すために、ビタミンを含む食品を積極的に食べましょう。

特にビタミンＡ、ビタミンＢ６、ビタミンＣは、ターンオーバー促進には重要な栄養素です。

ビタミンＡは、レバー・うなぎ・ニンジンなど、ビタミンＢ６はレバー・鶏ささみ・マグロなど、ビタミンＣは赤ピーマン・ブロッコリー・柑橘類などに多く含まれています。

また生理前になるとニキビに悩まさせる人は、ホルモンバランスを整えるために大豆製品を摂取してみてください。

大豆にはイソフラボンが多く含まれ、エストロゲンという女性ホルモンに似た作用があるとされています。

このエストロゲンは、肌を美しく保つ作用から「美肌ホルモン」や「美人ホルモン」と呼ばれ、肌トラブルの解消には欠かせないもの。

ホルモンバランスの乱れにも働きかけ、大人ニキビの予防や改善にも期待できます。

そして大豆製品は豆腐や豆乳、納豆や味噌などと種類もたくさんあり、日常的に摂取しやすいのが嬉しいですね。

まとめ

大人ニキビができる原因は、過剰なストレスや不摂生な生活、間違った洗顔やスキンケア方法、ホルモンバランスの乱れなどということがわかりましたね。

その他にも喫煙や便秘、紫外線の浴びすぎでも、大人ニキビができてしまうと言われています。

いずれにしても、健康的な生活や正しいスキンケアの実践を心がけることで、改善に期待できることは間違いないでしょう。

その上で、更に確実かつ早期に治すためには、ニキビ専用スキンケアでお手入れすることが効果的です。

普通のスキンケアと比較すると、ニキビに効く成分が多く配合されていたり、予防に効果のある働きで、大人ニキビにアプローチしてくれます。

またラインナップも様々あるので、経済的に洗顔料だけ取り入れたい、まずはトライアルセットで試したいなど、自分に合った形で始めることができるのです。

大人ニキビに効くと評判のランキングを紹介するので、ピッタリの商品で今すぐニキビケアを始めてみましょう。