ニキビをケアするには、皮脂の除去が一番と思う人がほとんどでしょう。
しかし保湿こそ、大人ニキビのケアで最も大切なこと。
保湿がニキビケアにおいて大切な理由や、効果的なお手入れ方法を紹介します。
目次
肌の保湿でニキビは防げる
ニキビは脂性肌の人にできやすく、乾燥肌の人はあまりニキビができない、というイメージを抱いている人はいませんか?
実は、肌の乾燥もニキビの原因なのです。
ニキビは毛穴が詰まり、詰まった毛穴の中でアクネ菌が繁殖することで発生します。
大量の皮脂もニキビの原因ですが、肌が乾燥した場合も、古くなった角質が毛穴に詰まりニキビを招いてしまうのです。
乾燥が過剰な皮脂を促している
また肌が乾燥すると、乾燥した肌を保護するために皮脂の分泌が多くなります。
これは肌は乾燥に気付くと、潤いを戻そうと皮脂を分泌するサインを送り、促すことから過剰なまでの皮脂が分泌されるのです。
こうしたことから、ニキビの予防には肌の保湿が不可欠です。
保湿やニキビケアに効果的な化粧水は?
肌は乾燥すると、古い角質が毛穴に詰まりやすくなるだけではなく、ターンオーバーが乱れて、ニキビやニキビ跡が治りにくくなる恐れもあります。
そのため乾燥肌の改善に良いとされる、水溶性の保湿成分が含まれた化粧水がオススメです。
水溶性の保湿成分としては、このようなものがあげられます。
- 水溶性セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- NMF(天然保湿因子)
- アミノ酸
- エラスチン
- プロテオグリカン
保湿成分以外にも‥
保湿成分を豊富に含む化粧水を使うことで、肌を柔らかく保ち、毛穴が詰まりにくくなる効果も期待できます。
またアルコールを含む化粧水は、肌を刺激したり乾燥を招く恐れがあるので、アルコールフリーのものにしましょう。
そして皮脂の分泌が気になる人はオイルフリーや、さっぱりタイプのものが適しています。
またアクネ菌の養分になりにくい、油性成分で作られたノンコメドジェニックテスト済みのものもオススメですよ。
ニキビ肌のための正しい保湿方法
保湿といっても間違った方法で行うと、返ってニキビを悪化させてしまいます。
ここからはニキビの改善や予防をするのに、正しい保湿方法を紹介します。
保湿ケアの手順
クレンジング・洗顔
まず、洗い残しやすすぎ残しがないように優しく丁寧にクレンジング・洗顔をします。
力を入れすぎたり肌を擦ったりすると、肌の乾燥を招きますので気を付けましょう。
化粧水
化粧水を適量手に取ります。
1回の使用量は500円玉大ぐらいとされていますが、化粧水のメーカーや種類によって異なるので、説明書きを読んで確認しましょう。
手に取った化粧水は、手のひらでそっと優しくなじませてください。
肌におすようにつつむことで、奥までしっかり浸透できます。
乳液・クリーム
乳液やクリームは、化粧水の成分が蒸発するのを防ぐために必要なケアです。
こちらも適量を手に取り、顔になじませます。
額や鼻などのTゾーンは薄く、フェイスラインにあたるUゾーンや乾燥が気になる部分は、たっぷり塗るようにしましょう。
保湿だけでなく内側からのケアも大切
正しく肌を保湿することにより、アクネ菌などニキビの原因となる菌から肌を守れます。
また肌の水分をしっかりと保持するバリア機能を高めたり、ターンオーバーをスムーズにして、ニキビやニキビ跡を早く治す効果が期待できます。
肌を保湿するだけではなく「規則正しい生活を送る」「ストレスを溜めない」「バランスの取れた食事」など、体内からのケアも同時に行うと、さらに効果が上がるでしょう。
まとめ
保湿を重視する、また正しい保湿方法を実践するだけでも、それまで治らなかった頑固なニキビが、嘘のように改善することもあります。
それほどニキビケアにおいて保湿は大切なケアなのです。
またその保湿もニキビケア専用のスキンケアを選ぶことで、効果もグンと高くなります。
これまで保湿を疎かにしていた人は、これを機会に保湿重視のスキンケアを開始して、キレイな肌を手に入れましょう。