睡眠不足はニキビの大敵です。

睡眠が不足すると、体はストレスを感じてホルモンバランスが崩れ、ニキビができやすくなります。

また肌のターンオーバーの乱れにも直結しており、これもまたニキビに関係しているのです。

今回は睡眠不足がまねくニキビについて、詳しく紹介していきます。

お肌のゴールデンタイムは関係ない?

「お肌のゴールデンタイムは22時~2時」といったものですが、幼い子どもであればまだしも、現代の社会人がこの時間に眠るのことは難しいでしょう。

また最近では「ゴールデンタイムに美肌効果はない」との意見も出ているのです。

それは時間帯の問題ではなく、寝てからの時間に関係がありました。

入眠後の3~4時間が重要

入眠から3~4時間後ぐらいに成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが活発になることから、入眠3~4時間後に熟睡していることが重要というものです。

そのため寝る時間が遅くとも、睡眠時間を最低でも5~6時間は確保することが大切と言えます。

ですが早寝早起きは健康的な生活リズムの基本であり、健康であることは美肌作りの土台になるので、早く寝ることは意識するようにしましょうね。

就寝時間が遅くても起床時間はいつも通りに!

残業を遅くまでした、夜更かしをしてしまったという次の日は、いつもより遅い起床となることはありませんか?

また休みは昼過ぎまで寝たり、寝だめをする習慣はどうでしょう。

このように起床時間がバラバラになると、体内時計を乱す行為となり、体へ余計に負担を与えてしまいます。

毎日決まった時間に起きて太陽を浴びることで、体内リズムが整い良質な睡眠を得ることができるので、起床はいつも通りの習慣をつけましょう。

睡眠時間=肌の調子につながる?

では、たくさん眠ればニキビは解消されるのでしょうか?

睡眠には、脳が活動している浅い眠りのレム睡眠と、脳が眠っている深い眠りのノンレム睡眠の2種類があり、肌のターンオーバーはノンレム睡眠のときに行われると言われています。

ところが、年齢を重ねるとノンレム睡眠の時間が短くなったり、眠りが浅くなったりし、ターンオーバーが上手く行われない状態になりがち。

単に長時間眠るのではなく、ノンレム睡眠の時間を長くする、つまり深い眠りで睡眠の質を高めることが重要なのです。

睡眠の質を高めるには?

睡眠の質を高める方法としては、このようなことが効果的です。

食事は寝る2時間前までに済ませる

食事を摂ると血糖値が上がり、血糖値が上がると眠りが浅くなり、良質な睡眠を行えません。

また睡眠中は胃腸の活動が弱まるため、寝る直前に食事を摂ると胃腸に余計な負担がかかることで栄養をしっかり吸収できず、ニキビができやすくなる可能性もあります。

そのため眠る2時間前ぐらいを目処に、食事を済ませておきましょう。

寝る1時間前に入浴する

体温が高い状態から下がっていくと眠気を感じやすくなるため、就寝の1時間ほど前に入浴すると寝付きがスムーズになります。

湯船に浸かることで血流を良くしたり、リラックス効果で眠りを深くできるため、新陳代謝の促進につながるとも考えられます。

寝る直前にスマホなどは見ない

寝る前に光(スマホやパソコンなどのブルーライト)を見ると、眠りの質を高めるメラトニンというホルモンの分泌が妨げられ、寝付けなかったり、眠りが浅くなる原因となります。

寝る2~3時間前にはスマホなどを見るのは控え、寝室の照明も落として寝る環境を整えましょう。

寝る前に軽いストレッチを

寝る前にストレッチを行うと血糖値を下げ、リラックス効果を得ることができます。

ただ、あまり激しく体を動かすと体が覚醒して寝る準備の妨げとなってしまいます。

軽く体を伸ばす、屈伸運動にとどめる程度に行ってみてくださいね。

リラックスできる音楽を聴く

小さめの音でクラシック音楽などを聴くと、リラックス効果で寝付きを良くすることができると言われています。

また睡眠中に音を流すことは睡眠の妨げになるので、寝るときは無音にしましょう。

タイマーを設定しておけば、わざわざ消す手間もなく、いつの間にか眠りにつけることができます。

まとめ

深い睡眠、良質な睡眠をとることはニキビが改善するだけでなく、美肌効果にもつながります。

しかし睡眠だけではカバーしきれない部分もあるため、お手入れでケアをすることも重要です。

ニキビを早期に改善させたいのであれば、ニキビ専用のスキンケアを使って、日々お手入れを行いましょう。

地道な努力は、必ずあなたの肌を美肌に導いてくれますよ。