ニキビは治ったけど、色素沈着を起こしてニキビ跡に悩んでいる人は数多くいます。

もうどうにもならないとニキビ跡を放置したり、間違ったケアをするとさらに悪化する恐れも。

そのためニキビ跡は、早急に正しいケアをすることが大切です。

ここでは色素沈着したニキビ跡のケア方法や予防について、紹介します。

色素沈着はなぜ起こる?

色素沈着は炎症を起こした赤ニキビなど、より進行したニキビで起こることが多いです。

こうした炎症ニキビができると、肌はウイルスが内部に侵入するのを防ぐため、肌を守るためにメラノサイトという細胞からメラニン色素が作られます。

このメラニン色素は、通常であれば肌のターンオーバーによって排出されますが、炎症がひどいと過剰に作られることで蓄積され、色素沈着の原因となります。

このことを踏まえた上でニキビ跡の色素沈着を防ぎ、改善する方法を紹介します。

色素沈着したニキビ跡の正しいケア方法

ニキビ跡の色素沈着を薄くしたり、新たな色素沈着を防ぐ方法としては、このようなことが効果的です。

紫外線を防ぐ

紫外線を浴びると、肌を守るためにメラニン色素が生成され、色素沈着を悪化させます。

また紫外線は春夏だけでなく、一年を通して降り注いでいるので、年中UVケアを徹底するようにしましょう。

日焼け止めを使うことはもちろん、帽子や日傘なども使って紫外線対策を万全に行ってくださいね。

肌のターンオーバーを促す

肌のターンオーバーを促すことで、蓄積したメラニン色素が排出されやすくなり、色素沈着を薄くできると言われています。

そのためには十分な睡眠を取る、栄養バランスの良い食事を心がけるといったことが大切です。

その他にも、入浴や蒸しタオルなどで顔や体を温めて血流を良くする、またビタミンの摂取は肌のターンオーバーに不可欠な栄養素なので、積極的に摂りましょう。

スキンケアでターンオーバーを促進

化粧水などでのお手入れで保湿をしっかりと行うことも、肌のターンオーバーをスムーズにする効果に期待できます。

またニキビ専用のスキンケアを使うことでニキビを予防し、新たなニキビによる色素沈着を防ぐことも重要です。

美白効果のスキンケアで色素沈着を改善させよう

美白成分の入った化粧水などのスキンケアは、色素沈着を薄くするのに役立つでしょう。

中でも色素沈着に有効な成分を紹介するので、こういった成分が含まれたスキンケアを選んでくださいね。

ビタミンC誘導体

体内でビタミンCの生成を促し、メラニンの生成を妨げたりメラニン色素を薄くする

ハイドロキノン

メラニン色素を薄くしたり、メラニン生成に関わるチロシナーゼの活性化を防ぐ

アルブチン

メラニン色素の生成を抑える

トラネキサム酸

メラニン色素の生成や炎症を抑える

プラセンタエキス

チロシナーゼの活性化を防ぎ血行不良を改善、ターンオーバーを促進する

ニキビによっては注意が必要

ビタミンC誘導体やハイドロキノンは肌への刺激が強めなため、ニキビの炎症がひどい場合は避けたほうがよいでしょう。

また美白化粧品によっては保湿効果が低いものもあるため、乾燥肌の人は保湿ケアを加えることをオススメします。

まとめ

ニキビ跡の色素沈着は、一度できたら治すのに時間や手間がかかる厄介なものです。

そのためニキビを作らせないことが、ニキビ跡の色素沈着を繰り返さないための最も良い対策でしょう。

オススメなのはニキビ専用のスキンケアを使った日々のお手入れで、中には美白効果も含まれたものもあり、ニキビ跡とニキビの改善・予防のトリプルケアもできます。

色素沈着の改善と予防のためにも、今日からスキンケアを見直してみましょう。