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Tゾーンに比べれば皮脂分泌が少ない頬、それなのにどうしてニキビができやすい部分になっているのでしょうか。

頬にできるニキビの原因は、実はあなたの身の回りの意外なところ、意外な行動に隠れているかもしれません。

頬ニキビができてしまう原因は?頬にできるニキビにはいくつかの要因が関係している

まずは、どうして頬にニキビができてしまうのか、その原因について知っておきましょう。

実は知らなかった頬ニキビの意外な原因、そして自分では思ってもみなかった頬ニキビを誘発する要因があるかもしれません。

食生活に関係する頬ニキビの要因

頬にニキビができる要因として、最初にご紹介するのは食生活に関係するものです。

食生活はニキビと大きく関わっていますから、自分に当てはまるような要因がある場合には改善してみましょう。

糖分、脂肪分の過剰摂取

糖分や脂肪分は、皮脂の過剰分泌に直結し、毛穴を詰まらせ頬ニキビを作る直接的な要因になります。

まずは、食生活の中でも糖分脂肪分の多い食生活にピリオドを打つことで頬にできるニキビだけでなく、顔のほかのパーツ、そして体にできるニキビの予防や改善にもつなげることができるでしょう。

また、糖分や脂肪分の過剰に多い食生活は、胃腸の虚弱を引き起こします。

頬にニキビができる要因として、以前から胃腸虚弱という原因がささやかれていますから、内臓機能をいたわるという観点においても、糖分と脂肪分に注意した食生活を送るようにしましょう。

アルコールの過剰摂取

肝機能が弱まると、頬やあごなど、顔にニキビができやすくなります。

これは、体内の解毒作用をつかさどる肝臓がうまく機能していないため、老廃物や不要物を体外へスムーズに排出したり、解毒できないという状態のために起こります。

とくに肝臓の機能を酷使してしまうお酒を大量に、継続して飲む事で、甘草に大きな負担がかかり、肝機能の低下を招いてしまうのです。

アルコール摂取は、肝臓に負担のかからない程度に、そして肝臓を休ませてあげる日を設けるようにして、体内浄化を図りましょう。

また、ウコン成分なども積極的に摂取する事で肝臓の解毒作用がスムーズになります。

内分泌に関係する頬ニキビの要因

頬にニキビができる要因として、ホルモンなど内分泌に関わるという事も非常に多くなっています。

体に必要なホルモンの量やバランスが崩れることによってできるニキビのメカニズムをご紹介します。

女性ホルモンのバランスが崩れる時期のニキビ

頬にニキビができる要因として、女性特有の排卵と生理が関係しているという場合があります。

排卵、そして生理前後には女性ホルモンの量が劇的に変化し、ホルモンバランスが非常に悪くなります。

女性ホルモンは肌の乾燥やコラーゲン生成などと深くかかわっているため、このバランスが崩れることで肌が乾燥したり、コラーゲンの生成がうまくいかない、ターンオーバーサイクルが乱れるなど、いくつもの肌トラブルのもとを引き起こします。

排卵や生理周辺で頬にぽつぽつとニキビが出るようであれば、排卵や生理にまつわるホルモンバランスの乱れによるニキビだという事なのです。

疲労や過度のストレスによるホルモンバランスの乱れ

生理や排卵以外にも、ホルモンの分泌異常を引き起こす要因があります。

それは、疲労や睡眠不足などの生活スタイルの乱れ、過度のストレスなどです。

これらの要因によって、ホルモン分泌を支持する脳の働きが弱くなり、ホルモン分泌に乱れが生じます。

ホルモンがしっかりと分泌されないことで体全体の機能低下や代謝不足を招き、頬にニキビを作るということにもつながってくるのです。

生活を見直したり、十分な睡眠をとる、ストレスを溜めないような生活を送ることで改善の方向が見えてきますから、普段から気をつけて生活するようにしましょう。

頰ニキビにホルモン治療は効果的?

ホルモンの影響が頰ニキビを誘発する事は理解できますが、では、低量ピルなどのホルモン剤を飲用すれば、ニキビは改善されるのでしょうか。

もし、そうであれば、ニキビ改善にてっとり早い方法と飛びつくかたも少なくないでしょう。

確かに、頰ニキビが生理不順などによるホルモンバランスの乱れからくるものであれば、効果は期待できると思います。

ですが、こうしたホルモン剤は、慣れるまでは妊娠初期のような眠気や吐きけなどの副作用も否めません。

また、毎日、同じ時間に飲用しなければならないなど、飲み忘れも避けなければならないのです。

ホルモン治療の副作用を上手に切り抜けながら、ニキビ専用スキンケアも併用すれば、内側から、外側とあらゆる角度から頰ニキビをケアできるかもしれませんね。

外部刺激に関係する頬ニキビの要因

その他の頬のニキビの要因としては、外部刺激によるものがあげられます。

これは、髪の毛の刺激や、頬という位置から手で頻繁に触ってしまう、衣類を着脱する時に受ける摩擦などがあげられます。

さらに、枕カバーや衣類が汚れていたりすることによっておこる、雑菌やばい菌などの菌繁殖によって頬ニキビができてしまう場合もあります。

また汚れていなくても、肌に合わない洗剤を使用していることによって頬のニキビを誘発しているという場合もありますから、寝具や衣類に気をつけてみる、なるべく頬に触れないなどの工夫も心がけましょう。

頬にニキビができてしまったときのスキンケア

では、頬にニキビができてしまったときには、どのようなスキンケアをすればよいのでしょうか。

まず、最も大切な事はニキビケア商品を使用するという事です。

ニキビケア専用のスキンケア商品には、ニキビの原因となる菌の繁殖を抑えたり、ニキビの原因菌を除菌したりする成分が配合されていて、ニキビに対して大きな効果を発揮してくれます。

それと同時に、ニキビになりやすい肌の特徴である乾燥肌を予防するための保湿という点も非常に優れた効果があります。

また、毛穴ケアの成分やニキビ跡対策としての美白やメラニンの抑制のための成分、ターンオーバーの促進などの働きをする成分も豊富に配合しているのが特徴です。

頬のニキビでこまっていたら、まずはニキビケア専用のスキンケア商品を使ったスキンケアをするようにしましょう。

頬にできたニキビは、跡に残ってニキビ跡になると、ニキビ以上に長期間悩みとして肌に残ってしまいます。

ニキビケア商品を使うということは、こういったのちのニキビ跡を作らない対策として、早期に頬ニキビを改善するという観点からも非常に有効な手段になるのです。

頰ニキビはクレーターになりやすい!

頰のニキビは、他の部位よりも、クレーター跡、もしくは、ミカンの皮の表面のような凸凹跡になりやすいです。

これは、ニキビによる刺激から、肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンが破壊された事を意味します。

その結果、ひどい人だとクレーターが横に広がっていたり、楕円形に広がっていたりと、メイクでも隠せないくらいに困難な症状となるでしょう。

そう考えると、頰ニキビがクレーター化しないためには、過剰皮脂を抑えたり、保湿をするだけでなく、真皮層というもっと奥深い部位まで働きかけるケアも必須という事になるでしょう。

美容外科でのクレーター対策は、リスクあり?

もし、頰ニキビが広範囲でクレーター状になってしまったら、真っ先に頭をよぎるのが、様々な美容外科対策です。

古い角質を取り除き、凹凸を平らにするピーリング、ニキビによる刺激でダメージを受けた真皮層のコラーゲンやエラスチンの再生に挑むFGF注射や、光治療があげられます。

さらには、自分の正常な部位の皮膚を使用した皮膚移植手術などもあります。

こうした美容外科治療は、クレーター跡の深さや、エラスチンやコラーゲンのダメージ度合いにより、効果の出方に差があるでしょう。

また、定期的な注射治療や、肌アレなど、副作用のリスクは否めないのです。

他の肌トラブルにならないように、リスクの高い美容外科は避け、安全な自宅スキンケアでゆっくりと真皮ケアを併用しながらクレーター対策をしたいものです。

頰ニキビに男女差はある?

科学的根拠も含めて、頰ニキビは女性より、男性の方ができやすいとされています。

それは、男性ホルモンの影響がかかわっている事の裏付けになるでしょう。

確かに、思春期には男子の方が頰にたくさんニキビができているイメージがありますね。

それが、なんらかのホルモンバランス変化から、女性に男性ホルモンが増加して頰ニキビを作りやすくするのです。

その原因は、ストレスや睡眠不足などの内的要因、外的要因様々で、重複する事もあるのです。

頰ニキビに左右差はある?

ずばり、頰ニキビに左右差があります。これは様々な要因が考えられるでしょう。

以下のような原因でどちらか一方の頬に、ニキビができやすくなっります。

寝る向きの偏りによるもの

右ばかり向いて寝ていたり、左ばかり寝ていたりする場合、枕やシーツが汚れていれば、どちらかにニキビが集中してしまう事があります。

また、寝返りのときには受ける摩擦も皮脂を増加させて、ニキビを増やすでしょう。

頬杖をつく癖

頬杖は、どちらか一方の手を使ってする癖です。雑菌のついた手でどちらかばかりに、ほおづえをつけば、頰ニキビは左右どちらかに偏ります。

今時のヘアスタイルにも気をつけて

流行のヘアスタイルにも気をつけたいところです。

女性に人気のボブスタイルも、左右の長さの差を強調したスタイルならば、どちらかに髪が当たる事が多くなるため、ニキビも髪がよくあたる方にできやすくなります。

血行不良に偏りのあるもの

また、肩こりなどに左右さがあれば、血流の悪い方に、ニキビもできやすくなります。

どちらかのリンパに老廃物がたまりやすく、老廃物が蓄積された方から、毒素としてニキビとして現れるでしょう。

頰ニキビメイク方とは!

頰ニキビは、メイクで刺激しないのが1番ですが、社会人なら、マナーとしてもノーメイクで出勤する事は避けるべきでしょう。

そんな時は、ノンオイリーの下地で、ニキビの赤みや、凹凸を抑え、油分の含まれていないルーセントパウダーで色補正する程度にしてあげましょう。

頰は、面積からいっても、より多くのファンデーション量を使います。頰のキメに残りやすく、落としにくいというリスクが伴います。

まとめ

頰は、顔の中でも広くケアムラも出やすい部位です。

また、ファンデーションを塗る範囲も広いだけに、クレンジングがあまく、毛穴にも残りやすいのです。

頰ニキビが1つだけと安心していると、いつの間にか増えているケースも少なくありません。

また、クレーターにもなりやすいため、ニキビケアだけでなく、コラーゲンやエラスチンなどの真皮組織に働きかけるスキンケアにも注目してあげたいものです。