“失恋”のジンクスが伝えられている“眉間のニキビ”ニキビ占いの結果は良くないので、早めに治したいのが乙女心でしょう。
顔のパーツの中でも特に年齢が出やすいところ、眉間はそんな年齢を感じさせやすい顔の部分の1つです。
眉間の皮膚にトラブルがあると、非常に目立つことはもちろんのこと、将来的にしわやたるみにつながってしまう恐れがあります。
また眉間にできたニキビはシコリがあったり、赤く腫れたようになったりと、誰から見ても目立ちやすくなってしまうのです。
しかも、完治するまでファンデーションなどをつけたくないため、他人の目がとても気になります。
そこで、眉間の肌トラブルを極力避けるために、まずは眉間にニキビができやすい原因を見ていきましょう。
そのうえで、ニキビをできにくくする方法や、できてしまったときの対処方法についてご紹介していきます。
目次
眉間は外部からの刺激を受けやすい部分
眉間は非常にニキビのできやすい場所だといえます。
では、どうして眉間にニキビができやすいのでしょうか。
じつは眉間はさまざまな外部刺激をかなり受けている部分なのです。
衣類の着脱の際に受ける刺激
眉間は、衣類を着たり脱いだりする時に、必ず衣類の摩擦が起きる、衣類が接触したりこすれたりする部分になります。
肌は刺激を受けることで肌トラブルやニキビにつながっていきますから、洋服などの刺激を受けやすい眉間はまさに刺激によるニキビや肌トラブルが起きやすいという部分と言えるでしょう。
眉間を刺激するようなニット帽なども繊維によっては、眉間を刺激してしまうので注意が必要です。
髪の毛が常に触れているということで受ける刺激
眉間は、髪の毛が接触しやすい部分でもあります。
髪の毛には想像以上の雑菌やばい菌、汚れが付着していて、それらの菌や汚れが原因で肌が炎症を起こし、眉間のニキビになるということも多くありますね。
ヘアスタイルを工夫したり、眉間に髪の毛の刺激や汚れ、雑菌が触れないようにしたりすると良いでしょう。
特に最近流行りの“ぱっつん前髪”は、眉間を必要以上に刺激してしまうため、ヘアスタイルの流行に拘らないのであれば、前髪をすっきりさせて眉間に刺激を与えないようなヘアスタイルにする事が望ましいですね。
さらに、前髪に整髪料をつけていればその整髪料の刺激が眉の間の皮膚を直接刺激してニキビを誘発してしまうでしょう。
紫外線などで受ける外部刺激
肌にとって紫外線は非常に深刻なダメージとなります。
肌の潤いやハリなどを失わせ、肌のバリア機能や自己免疫機能を低下させる要因となります。
自活力を失った肌は、ニキビの原因菌と戦うことができなくなります。
さらに紫外線などの外部刺激を受けて乾燥が進むという要因が加わり、ニキビができやすく治りにくいという肌になってしまうのです。
眉間は特に、顔のパーツの中でも位置が高いため、紫外線を浴びやすい場所です。
鼻筋が生まれつき高めの方は紫外線を直に受けやすいため、特に気をつける必要がありますね。
また、おでこや頬、鼻の頭には日焼けを意識している人でも、眉間の日焼けを重点的に守ったりケアしたりする人は非常に少ないでしょう。
これにより、眉間の守りやケアがあまくなり、日焼けをしたり外部刺激によって肌がトラブルをおこしやすくなったり、眉間ニキビへとつながってしまうのです。
眉間に紫外線が当たらないようにするには、日焼け止めだけでなく、深くかぶれるような帽子をかぶるなどの工夫が大切です。
メイクの負担やすすぎ不足による刺激
メイクによる肌への負担も眉間ニキビの大きな要因となります。
毛穴が多く集中している眉間は、非常に毛穴のつまりが頻発する場所でもありますね。
そのうえおでこから眉間、そして鼻の頭にかけては、皮脂分泌が非常に盛んで毛穴が詰まる要素が多いパーツであり、ニキビができやすい条件が整っている部分だといえます。
この事に加え、眉間は顔のほかの部分よりもメイクを落とす際にメイクを落としにくい、落とし忘れやすい部分です。
アイメイクや眉のメイクをしっかりと落としても、その中間に位置している眉間に重点を置いてメイク落としをするという人は少ないことでしょう。
さらに眉間は、メイク落としや洗顔などのすすぎなどの際、洗顔料やメイク落としの成分が残りやすい部分でもあります。
すすぎ不足によって残ってしまった洗顔料などの成分が、肌に炎症を引き起こしたり、毛穴を詰まらせてしまったりしてニキビにつながるのです。
また、眉間をよく見ると小鼻同様に毛穴が目立ちやすい部位でもありますね。
大きめの毛穴にはバイキンが侵入しやすく、紫外線があたれば、ニキビが治った後もシミ化しやすくなるでしょう。
自律神経の乱れ
女性は更年期世代になるとホルモンバランスが乱れてきます。
また、このホルモンバランスが自律神経の働きをサポートしていたため、 同時に自律神経の働きも乱れてしまうのです。
自律神経の乱れは肩こりや頭痛と言ったあらゆる不調をまねくだけでなく、眉間の血流をも悪くしニキビができやすい状態にしてしまうでしょう。
間違った眉毛処理
眉のお手入れを頻繁にする人は眉間もしっかりお手入れしている事がほとんどです。
セルフケアならば、毛抜きやカミソリなどが多いでしょう。
このような処理は眉間に刺激を与えてターンオーバーを乱してしまうのです。
また、こうした毛抜きツールに雑菌が付着していたりすればニキビになりやすくなります。
最近は家電の電気シェーバーなどで眉のお手入れをする人もいるでしょう。
こうしたシェーバーの刃にも雑菌が繁殖しやすくなります。
眉間を触る癖
眉間を触る癖のある人がいます。
こうした癖のある人は、考え事が煮詰まっていたり悩みを抱えていたりするのでしょう。
また、神経を集中させたい人も、目をつぶりながら指で眉を触ってしまう事があるのです。
その眉間を触る手指には雑菌付着していれば、ニキビを誘発する事になるので気をつけたいものですね。
うつぶせ寝
うつぶせに寝ると落ちつくという人も中にはいるでしょう。
うつぶせ寝は顔全体に枕の圧力を一晩中かける事になるため、寝具類の雑菌がつきやすかったり、摩擦をかけやすかったりします。
眉間ニキビが発生しやすい寝方ともいえますね。
加齢
眉間ニキビができる要因として、外部刺激以外にも加齢が大きな要因となる事は間違いありません。
加齢によって眉間ニキビができてしまうメカニズムをご紹介します。
代謝機能、ターンオーバーの衰え
年齢を重ねると、体が歳をとって衰えるのと同様に、肌の代謝も落ちてきます。
新しい細胞を産みだすターンオーバーの機能が低下し、古い角質や老廃物を速やかに排出する機能が低下してしまいます。
すると、いつまでも古い角質や老廃物が皮膚表面に滞るようになり、それらが毛穴をふさぎ眉間にニキビを作ってしまうのです。
眉間ニキビができてしまった後でも、このターンオーバーがうまくいっていないためなかなかニキビが治らなかったり、繰り返してしまったりというトラブルに見舞われてしまいます。
ターンオーバーを乱す原因は、寝不足やストレスなどがあげられるでしょう。
乾燥
年齢を重ねると、肌の水分保持力が失われてきます。
肌は内側から乾燥するようになり、インナードライ状態になります。
肌が乾燥すると肌本来のバリア機能や自己免疫力が失われてしまい、外部から受ける刺激に弱くなるだけでなく、起きてしまった肌トラブルをなかなか改善することができなくなるでしょう。
そうなる事で、ますます肌がダメージを蓄積させていくことになり、眉間ニキビなどの肌トラブルが起こりやすくなるという、負の連鎖が続いてしまうのです。
眉間の皮膚は他の顔のパーツにくらべ、かなり薄いということもあり、肌がダメージを蓄積してくると、すぐにニキビなどの肌トラブルなどを生じやすいという部分なのです。
角栓がてきやすい眉間
眉間は、鼻の毛穴同様に角栓がつまりやすい部位ですね。
角栓があると言う事はニキビ予備軍がたくさん存在していると言うことになりますから、眉間の角栓を発見したならば、早めにケアをするべきです。
角栓ケアが早ければ早いほど炎症性の赤ニキビになるのを防げる事になりますね。
最近は、鼻の毛穴ケアパックの他にも、こうした眉間につけて剥がす毛穴パックが販売されています。
それだけ、眉間の角栓悩みを持つ人がいるということがわかるでしょう。
また、こうしたTゾーン用の毛穴パックは剥がすときに刺激を与えてしまうため、気をつけたいものです。
また、眉間の角栓をピンセットで除去したり、指で絞ったりすることを控えたいものです。
眉間ニキビへの効果的な対処方法
では、眉間にニキビができてしまったら一体どうしたらよいのでしょうか。
まずは眉間ニキビの原因に対して、以下のような方法で1つ1つ対処する事ですね。
- ぱっつん前髪のような髪型を控えて前髪をすっきり、ピンなどで留める
- 体全体の代謝を上げてあげるようなスポーツやストレッチを取り入れる
- シャンプーや洗顔後の濯ぎ残しがないようにする
- ターンオーバーを乱さないように睡眠時間をしっかりとる
- 乾燥させないように、水分保持力のある化粧水や乳液を使う(セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン配合など)
- 眉間をいじる癖を控える
- 加齢を真摯に受け止めてホルモンバランスを整えるような食生活を心がける
- 眉毛処理は清潔なツールでダメージのないように処理する
- 加湿器などで部屋の湿度を保つ
- 眉間にも紫外線対策をする
- 寝具類を清潔にしておく
ニキビケアが効果的!
眉間ニキビに効果的な方法は、ニキビケア専用の商品を使って肌のケアをすることです。
ニキビケア商品には、眉間のニキビを効果的に改善しニキビ跡に残らないようにする成分が配合されています。
眉間にニキビができてしまったら、すみやかにニキビケア商品を使いケアを始めるようにしましょう。
将来的に年齢が出やすい部分になるので、ニキビによる色素沈着やクレーター、シミやしわにならないように、できてしまった眉間ニキビはしっかりとした対処を講じるように心がけたいものです。
まとめ
眉間のニキビはとても目立ちやすく、メイクしてもなかなか隠せる部位ではないでしょう。
そしてついつい指で触ってしまうのも眉ニキビをエスカレートさせてしまうものです。
眉間のニキビは様々な外的要因と内的要因が絡み合っています。
どの原因にも根本的に効いてくるので、「いまいち眉間ニキビの原因が不明…」という人もニキビケアをする事で効率良くニキビ改善が目指せるはずです。
ニキビケアは、眉間ニキビだけでなく他の部位にできるニキビにも総合的に働きかけるため、ニキビ予備軍の段階でケアできる優れものなのです。