背中にできた厄介なニキビ、自分では見えにくい部位ということもあり、気付かないこともありますよね。

気付いた頃には、ニキビ跡になっていた!なんて人もいるんではないでしょうか。

ニキビ自体は落ち着いたからいいや、普段は服で見えないからいいかな、と放っておくのはよくありません。

水着や温泉などではどうしても目立ちますし、襟ぐりの広いトップスだと、うなじから背中にかけて意外と見えていたりするものです。

またニキビ跡をケアしないと、色素沈着が進んだり、凸凹な肌になったりと、深刻な肌状態になってしまいます。

今回は背中とニキビ跡の原因や対処法について、紹介していきます。

背中ニキビができる原因

まずは背中ニキビができる原因を知っておきましょう。

そうすることで、これ以上ニキビが悪化することを防ぎ、ニキビ跡になることの予防にもなります。

またニキビ自体を繰り返さずに、キレイな背中を目指すこともできます。

皮脂の過剰分泌

背中は面積が広く、皮脂腺も顔と同じく非常に多い部位です。

皮脂の分泌が正常に働いていれば問題ありません。

しかし背中が乾燥しても保湿をしなければ、乾燥から肌を守ろうと皮脂を過剰に分泌して、背中ニキビを誘発してしまうのです。

また汗をかいても拭かないでいると、毛穴が不衛生な状態となり、肌に悪影響を与えてしまいます。

背中の保湿を怠らずに行う汗をかいたらコマメにふき取る習慣をつけましょう。

外部からの刺激

ナイロンタオルや化学繊維の衣類による刺激によって肌が敏感に反応し、背中の肌が荒れてしまうこともあります。

背中にニキビがあると、清潔な状態にしなくては!との思い込みで強く擦る人もいますが、これは逆効果で肌にダメージを与えてしまいます。

擦るなどの摩擦は肌に悪影響なので、避けたいところです。

タオルで汗をふく、風呂上がりの水分を取る場合、優しく肌にあてて、汗や水分をタオルに吸収させるようにしてください。

また肌が敏感な人は、化学繊維の衣類などの着用は避け、オーガニックなもので作られた下着で、肌を守るようにしましょう。

シャンプーのすすぎ残し

意外と知られていないのが、シャンプーのすすぎ残しによる原因です。

シャンプーには界面活性剤という洗浄力の強い成分が配合されているものが多く、これが肌に残ると毛穴に詰まり、ニキビの原因となってしまいます。

シャンプーの後に体を洗うことや、湯船に浸かる習慣を身につけることで、すすぎ残しのリスクも軽減されるので、意識してみてください。

体内環境の変化

ホルモンバランスの乱れ、ストレス睡眠不足栄養の偏った食生活なども、背中ニキビの原因になります。

また生理になると黄体ホルモンが過剰分泌されるのですが、これも背中ニキビができる肌環境を生み出しています。

黄体ホルモンには皮脂の分泌を促す作用があるため、通常より多く分泌された皮脂により、ニキビができてしまうのです。

ニキビ跡のケア方法

ニキビ跡はすぐに改善するものではありません。

中々改善しなくても、根気よくケアしていくことが大切です。

また体の内側と外側からのダブルケアを行うことで、より強力なアプローチをすることができます。

内側からのケア

体の内側からニキビ跡に効果的なのは、ターンオーバーの促進です。

ターンオーバーとは皮膚の細胞の生まれ変わりなので、ニキビ跡には非常に有効といえるでしょう。

睡眠時はターンオーバーが活発に行われますので、しっかり確保したいところ。

最低でも6時間は取りたいところですね。

また先述のように、過度なストレスや乱れた食生活も背中ニキビにはよくありません。

ストレスは溜め込まずにリフレッシュさせる、食事内容は野菜を中心にバランスよく摂取することも大切です。

ニキビに良い効果の栄養素については「食事内容からニキビ対策!ニキビに効く栄養素の摂取で体の中から改善」内で紹介しています。

外側からのケア

ニキビ跡があるのに紫外線を浴びてしまうと、色素沈着やシミの原因となります。

そうならないためにも、日焼け止めを塗る背中の露出を控えた服装などの紫外線対策を、しっかり行ってください。

またニキビ跡がある皮膚を、新しい皮膚へと再生を促すためには、ピーリングが有効です。

自宅で手軽にできるものから、美容皮膚科などで行える強力なものまであるので、自分に合ったピーリングを見つけてみましょう。

スキンケアでのお手入れは顔のみという人がほとんどかもしれませんが、背中もスキンケアアイテムでお手入れしてください。

ニキビ跡に効く成分としては、ビタミンC誘導体グリチルリチン酸などの成分が配合されたスキンケアがオススメです。

特にビタミンC誘導体は、肌に吸収されにくいビタミンCを浸透しやすくして、肌細胞の奥にまで入り込める形状にしたもので、美白効果があります。

まとめ

背中にニキビ跡ができる原因を知り、ケアをしっかり行うことで、改善させることはできます。

ですがニキビ跡の改善は、時間がかかってしまうもの。

できれば初期ニキビの段階で、何とかするほうが望ましいでしょう。

背中ニキビはできても気付かないことが多いため、背中の肌状態をお風呂に入る前などに鏡でチェックする習慣をつけて、早期に発見してください。

また背中ニキビを発見したら、背中ニキビ専用のスキンケアで、すぐにお手入れを始めましょう

背中ニキビ専用のスキンケアは、背中ニキビに特化したケア用品のため、効果に期待ができますし、商品によってはニキビ跡にも効くものもあります。

オススメの背中ニキビケアランキングを紹介しますので、ぜひ活用してください。