妊娠は大変喜ばしいことです。
しかし体内では赤ちゃんを迎えるための準備として、目まぐるしく変化をし、時には酷い悪阻(つわり)などで、辛い経験をすることもあります。
そんな変化の一つとして、背中ニキビができやすくなることはご存じでしょうか。
今までニキビとは無縁の人でも、背中ニキビに悩まされることもしばしば。
ここでは妊娠と背中ニキビについて、なぜできてしまうのか、予防策はないのかなど、紹介していきます。
悪阻も背中ニキビの原因かも
妊娠中に一二を争う辛い症状、それは悪阻ではないでしょうか。
個人差はあるものの、酷い人では水も飲めず、入院するほど辛い人もいるものです。
悪阻の症状でも、あらゆる匂いを受け付けなくなる、食べることができない、逆にお腹が空くと気持ち悪くなるなど、様々なものがあげられます。
そんな中でも、食欲不振や一定の食べ物しか受け付けられなくなると、バランスのよい栄養摂取ができずに、背中ニキビの原因となることもあり得ます。
悪阻が酷いときは難しいでしょうが、食事内容からニキビを改善する方法もあります。
「食事内容からニキビ対策!ニキビに効く栄養素の摂取で体の中から改善」の記事で、どのような食事がニキビに良いか紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
ホルモンバランスが大きく関係!
女性は、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンが、生理周期ごとに増減しながらも上手くバランスを取り、体内で分泌されています。
そしてプロゲステロンは、妊娠すると通常よりも大量に分泌されるようになります。
この働きは赤ちゃんの成長には欠かせないものですが、エストロゲンの分泌量と差が出てしまい、それが原因でホルモンバランスが乱れ、体へ影響しているのです。
ホルモンバランスの乱れそのものも、背中ニキビの原因となりますが、それ以外にも原因はあげられます。
ホルモンの変化によって腸の働きが鈍くなり、便秘を起こす可能性が上がるのです。
本来スムーズに排出されるはずの老廃物を溜め込むため、背中ニキビができやすくなるのでしょう。
シャンプーのすすぎ残しに注意
妊娠初期は、悪阻のせいで湯気が気持ち悪い人もいます。
また妊娠後期になればお腹も大きくなり、お風呂に入ることも一苦労。
そうなると背中や体の汚れをきちんと落としきれないまま、上がってしまっていることも考えられるでしょう。
特にシャンプーのすすぎ残しが背中にあると、背中ニキビを誘発してしまいます。
シャンプーの成分が残っていると、毛穴に入り込んで詰まらせてしまうためです。
背中の洗い流しを入念にする、湯船につかって汚れを流すなどで、回避してみてくださいね。
もちろん、体に無理のない範囲で行うようにしましょう。
妊娠中だと薬が制限されることも原因
妊娠中は赤ちゃんへの影響を考えて、あらゆる薬に制限がかかります。
背中ニキビができて皮膚科にかかっても、処方してくれないケースが多いもの。
ニキビの状態がひどく、どうしても病院で診てもらいたいのであれば、まずは産科の担当医師に相談してください。
そこでどの程度の薬まで処方が可能かを確認の上、皮膚科の医師に診てもらいましょう。
また総合病院の産科などの場合、わざわざ皮膚科に行かなくても、漢方などであれば処方してくれるかもしれません。
出産後に背中ニキビは改善される?
このまま背中ニキビが慢性化しないか、不安になることもありますよね。
この点においては、産後に改善された人と中々治らない人と、個人差が見られます。
出産と共に便秘が解消したことで良くなったり、新生児のお世話に追われて治る暇もないなど、様々な状況があるのでしょう。
出産したら自動的に治っていくとはいえないので、妊娠中も出産後も、保湿などのケアでニキビの悪化やニキビ跡を予防することが大切です。
まとめ
妊娠中にできる背中ニキビは、様々な要因があることがわかりました。
バランスの良い食事を摂取する、お通じに良い食材を取り入れる、シャンプーのすすぎ残しに注意するなど、意識することで改善するかもしれません。
ただし悪阻が辛かったり、赤ちゃんと母体にとっては大切な時期なので、無理のない範囲で行いましょう。
それでもできてしまった背中ニキビを見て、憂鬱な気分になってしまうのであれば、背中ニキビ専用スキンケアでのニキビケアがおすすめです。
妊娠中は肌も敏感な状態になっていることが多いので、刺激が少なく肌に優しいものを選ぶことが大切です。
デリケートな肌でも安心して使うことのできる、背中ニキビ専用のスキンケアランキングを紹介するので、活用してくださいね。